ロボアド積立投資の重要性 <資産運用と積立投資>

 

 

買い付けからリバランスまで自動で行ってくれる投資一任型ロボアドバイザー。

国内のロボアドバイザーは各社とも「積立投資」サービスを展開しています。

月々決まった金額を投資できる積立制度。

一括投資と比べ様々なメリットがあり、リスクを軽減できることから資産運用を行う上で重要だと考えられています。

ここではロボアド投資を行う際に重要な「積立投資」についてそのメリットを解説していきます。

 

積立投資のメリット

 

積立投資には主に以下のメリットがあります。

 

感情に左右されず長期的に投資可能

 

まとまった金額を一括で投資するとそのあとの値動きが気になり、価額が下がるとすぐに解約してしまう「狼狽売り」等、投資にあてた時間が無駄になってしまう行為につながります。

実は投資において感情は一番厄介なもの。

決まった日時に定額を投資することで値動きに一喜一憂せずコツコツと投資を続けられます。

ロボアドバイザーでも積立投資を設定しておくだけで勝手に口座から引き落とされ、自動で購入のタイミングを計ってくれるものもあるので感情を入れる事なく投資金額を増やしていくことができます。

 

値下がりした時に多くの口数を購入可能

 

一括で投資商品を購入した場合、その商品の価額が右肩上がりであれば資産が増えていきますがそんな事はまずありません。

マーケットの値動きは常に上下するものです。

まとまった金額もあえて分割して積立投資を行うことで価額が下がっている時に多くの口数を購入でき、再度値上がりした時にいち早く投資元本が回復し利益を得やすくなるのです。

そのような効果も積立投資にはあるのです

 

為替レートの影響を軽減

 

有名なロボアドバイザーであるWealth NaviとTHEOは「海外ETF」を取り扱っています。海外ETFとは海外で上場している投資信託の事です。

そのためユーザーが入金した円は一度ドルに換金されてから投資が行われます。

外貨で資産運用をする場合、値動きと共に気になるのが為替レート

積立で長期にわたって投資することで購入時のETFの価額とともに為替も平均化され、為替レートによる影響を軽減できるのです。

 

ドルコスト平均法の恩恵

 

積立投資の話をする時には必ずと言っていいほど「ドルコスト平均法」という言葉が出てきます。

ドルコスト平均法とは投資手法の一つです。

毎月決まった金額を投資すると価額が高い時に少ない口数を買い、安い時に多くの口数を購入することになり、長期的にこれを続けると購入価額が平均化され資産を着実に増やせるという考え方です。

このような手法も積立投資を行う事で可能になります。

 

 

積立投資のケーススタディ

 

積立投資はどのような場面で力を発揮するのか2つのケーススタディを通して見ていきましょう。

複雑な計算にならないよう単純な数値でシミュレーションしています。

投資金額はどちらのケースも毎年10万円を3年間投資した場合一括で30万円投資し3年間運用した場合です。

 

 

ケーススタディ1 基準価額の下落後、半値戻り利益が出る

 

【値動き:1年目 10,000円→2年目 3,000円→3年目 5,000円】

 

▼毎年10万円ずつ投資した場合

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1年目 2年目 3年目 合計
基準価額(円) 10,000 3,000 5,000
投資金額(円) 100,000 100,000 100,000 300,000
口数 100,000 333,333 200,000 633,333

現在の評価額=5,000円(現在の基準価額)×633,333口(合計口数)÷10,000=316,666

 

▼1年目にまとめて投資した場合

1年目 2年目 3年目 合計
基準価額(円) 10,000 3,000 5,000
投資金額(円) 300,000 300,000
口数 300,000 300,000

現在の評価額=5,000円(現在の基準価額)×300,000口(合計口数)÷10,000=150,000

 

基準価額が2年目に急落した後3年目に当初の半値まで回復した場合、一括だと150,000円の損失になりますが、積立であれば投資金額の合計により16,666円のプラスになっていることがわかります。

価額の急落後に半値しか戻らなかったとしても利益が出るのです。

 

ケーススタディ2 上昇後に急落した場合

 

【値動き:1年目 5,000円→2年目 10,000円→3年目 3,000円】

 

▼毎年10万円ずつ投資した場合

1年目 2年目 3年目 合計
基準価額(円) 5,000 10,000 3,000
投資金額(円) 100,000 100,000 100,000 300,000
口数 200,000 100,000 333,333 633,333

現在の評価額=3,000円(現在の基準価額)×633,333口(合計口数)÷10,000=189,999

 

▼1年目にまとめて投資した場合

1年目 2年目 3年目 合計
基準価額(円) 5,000 10,000 3,000
投資金額(円) 300,000 300,000
口数 600,000 600,000

現在の評価額=3,000円(現在の基準価額)×600,000口(合計口数)÷10,000=180,000

 

当初の投資金額に対して一括・分割どちらの場合も損失が出ています。しかし積立投資をしている方が現在の評価額が高く、リスクは軽減されていることがわかります。

 

参考:中野晴啓『30代でも定年後でもほったらかしで3000万円! 投資信託はこうして買いなさい

 

まとめ

 

毎月定額投資する「積立投資」は購入時の基準価額を平均化することで着実に資産を増やしている手法です。

積立投資のメリットは

「感情に左右されずコツコツと長期的に投資ができること」

「投資商品の価額が下がっている時に多くの口数を購入できること」

「ドルコスト平均法の恩恵を受けられること」

「為替レートの影響を軽減できること」

の4つです。

 

そして積立投資が特に力を発揮する場面は

⑴価額が下落したあと回復する時と

⑵価額が上昇した後急落する時

の2つです。

⑴の場面では一括で投資した場合損失となりますが、積立であれば利益を得られます。

⑵の場面は一括・積立とも損失となりますが、積立の方がリスクを軽減できます。

投資商品の価額が右肩上がりであれば一括で投資した場合一番利益を得ることができますが、値動きの予測を立てるのはプロでも非常に難しいとされています。

上記の理由から積立投資は投資知識や経験のない初心者や時間の取れない人でも資産を増やせる重要な投資方法といえるのではないでしょうか。

是非ロボアドバイザーで積立投資に挑戦してみていただければと思います。

 

 

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