ソーシャルレンディングの貸し倒れ率が低い理由 <最新情報と今後の流れが分かる!>

 

ソーシャルレンディングで資産運用をする際に最も気になるのが「貸し倒れ」。今回は貸し倒れがソーシャルレンディングで少ない理由を解説していきます。ただし、投資にリスクはつきものなので分散投資などのリスクヘッジは必ず行いましょう。

 

ソーシャルレンディングの貸し倒れは少ない

投資家にとって、貸し倒れは常に気になるリスクのうちの1つです。特に、近年注目を浴びているソーシャルレンディングでは貸し倒れが非常に少なく、その理由が気になっている方も多いのではないでしょうか。

各ソーシャルレンディング事業者のHPで「貸し倒れ0件!」などの謳い文句を見ると、「すごすぎて逆に怪しい」と疑ってしまう方もいるかもしれませんね。確かに、ソーシャルレンディングはあくまで金融サービスですから、本来なら貸し倒れが発生しない方が不自然なはずです。

では、なぜソーシャルレンディングの貸し倒れは少ないのでしょうか。

 

各ソーシャルレンディング事業者の貸し倒れ状況

過去3年間の貸し倒れは0件です。すべてのソーシャルレンディング事業者で貸し倒れは発生していません(2018年5月現在)。ただし、それ以前には、maneo、SBIソーシャルレンディング、AQUSHで貸し倒れが発生していました。

しかし、それには明確な理由があります。3年以上前、上記の3社は「個人」も投資の対象にしていたからです。個人への投資では返済に困って逃げてしまう人が多く、貸し倒れが頻発していました。そのため現在では、どの事業者でも個人を対象にした投資は取り扱っていません。

投資対象を「企業」のみに絞ってからは、上記3社でも貸し倒れは発生していません。

 

ソーシャルレンディングの貸し倒れが少ない理由

 

会社が倒産すること自体が少ない

貸し倒れが起きるのは、ほとんどの場合、投資先の企業が倒産したときです。

しかし、企業の倒産というのはそれほど頻繁に起きるものではありません。経営が赤字になったからといって、すぐに会社は倒産しません。経営の雲行きが怪しくなったとしても、コストの見直し、返済のリスケジュールなど、倒産を防ぐための選択肢は数多くあるのです。

よって、よほど景気が悪くならない限り、そもそも企業が倒産する可能性はそれほど高くないので、貸し倒れが発生する可能性も低いといえるでしょう。

 

ソーシャルレンディング開始後に金融危機が起きていない

ソーシャルレンディングサービスが始まって以降、大規模な金融危機は発生していません。もし今後リーマンショックのような金融危機が起きれば、倒産する会社が続出し、ソーシャルレンディングでも貸し倒れが発生するかもしれません。特に、ソーシャルレンディングでは不動産関連企業がお金を借りていることも多いので、金融危機で不動産市場が冷え込めば、それだけ倒産による貸し倒れのリスクも急速に高まります。

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過去3年間の貸し倒れが0件だからといって安心できるものではなく、ソーシャルレンディングはリーマンショック級の大規模な金融危機を経験していないだけなのです。

 

事業者が貸し倒れを出さないよう必死に立ち回っている

各ソーシャルレンディング事業者は、信用維持のために、貸し倒れが起きないよう工夫を凝らしています。

もし貸し倒れが発生すれば、「ABC社で初の貸し倒れ発生!」というようにネットですぐに拡散されてしまいます。そうなると、今までほとんど貸し倒れが起きていなかったことも大きなショックを与える一因になり、今後その事業者でファンドを買う投資家は少なくなるでしょう。

各ソーシャルレンディング事業者は、生き残りをかけて貸し倒れを出さないように努力しています。

 

ソーシャルレンディングの貸し倒れは今後どうなるのか

 

貸し倒れが発生してもすぐに損するわけではない

今後ソーシャルレンディングで貸し倒れが発生したとしても、元金がまったく返ってこない可能性は低いです。なぜなら、ソーシャルレンディングの案件では、1つの案件で複数の企業が資金提供を希望しているからです。

例えば、案件「ファンド100号」でA社、B社、C社がお金を借りているとします。そのとき、万が一A社が倒産して返済不可能になっても、残りのB社とC社がきちんと返済すれば、投資家にとっては合計で黒字になることもあります。

 

大規模な金融危機が起きた場合は?

今後、リーマンショック級の金融危機に陥った場合、ソーシャルレンディング業界でも貸し倒れが発生する可能性は十分にあります。むしろ、その方が自然なほどです。そうなると、「ソーシャルレンディングは危ない」と判断する人が増え、投資家から資金が集まらなくなり、結果的にソーシャルレンディング事業者自体も倒産する事態になりかねません。

そうなると、「架空の案件を売り出し、投資家からソーシャルレンディング事業の運営資金を調達する」などの投資詐欺をはたらくソーシャルレンディング事業者が出てくる可能性もあります。そのような詐欺の被害に遭わないためにも、「資金が集まるのが遅くなったな」、「利回りが全体的に低くなってきたな」というように、事業者が提供する案件の状態を常にチェックする必要が出てくるでしょう。1つの企業ばかり信頼しすぎず、分散投資を徹底することで、ある程度リスクを回避することができます。

 

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