ソーシャルレンディングで分散投資する方法 <初心者向け>

 

次世代のFinTech資産運用方法の一つに「ソーシャルレンディング」という投資があります。そのソーシャルレンディングにおいて分散投資をする方法を初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。

そもそも分散投資とは

分散投資とは、投資の対象を増やすことで貸し倒れのリスクを抑える投資方法です。

1つの案件に集中して投資すると、貸し倒れなどのトラブルで大きな損失が出てしまいます。しかし、投資対象を増やしておけば、たとえ1つの案件で貸し倒れが起きたとしても、他の投資対象からのリターンで損失を補うことができるので、リスクは最小限になります。

 

ソーシャルレンディングの分散投資の重要性

ソーシャルレンディングにおいては、特にこの分散投資が重要です。理由は主に2つあります。

 

投資期間中は元本が戻ってこないから

ソーシャルレンディングでは、1度投資すると、投資期間終了まで基本的には元金が戻ってきません(解約手数料を支払えば返却される場合もあります)。そのため、投資期間中に生活が苦しくなったり経済状況が悪くなったりしても、投資金を一旦回収することができないのです。

よって、投資終了日が異なる案件に分散して投資すれば、お金が戻ってくるタイミングを増やすことができます。

 

企業を信頼できる情報が少ない

ソーシャルレンディングでは、投資先企業の詳しい情報が開示されないので、信頼できる企業を見つけるのは困難です。企業の利回りなどの情報は開示されていますが、利回りが大きいからといって必ずしも経営状況がいいとは限りません。

企業を信頼できるような情報が得られないので、リスクを抑えるためにもなおさら分散投資が重要になってきます。

 

ソーシャルレンディングで分散投資する方法

では、実際にソーシャルレンディングで分散投資するにはどうしたらいいのか解説していきます。

投資家がすべきことは、複数の案件に投資することだけです。それさえできていれば、たとえ1つの案件で貸し倒れが起きても、他案件の黒字でカバーできる可能性があります。

 

分散投資する案件数

あまりに分散投資しすぎると、多額の投資金が長期間手元を離れることになって危険です。そのため、自分が投資に使えるお金に合わせて分散投資の案件数を決める必要があります。また、分散投資すればするほど取引の管理が面倒になります。あまり資金がない、管理が難しいという方は、まずは少額で5件ほど分散投資してみてはいかがでしょうか。

 

分散投資する金額

極端なやり方かもしれませんが、利回りに関係なく、複数の案件にほぼ同額ずつ投資することをオススメします。これにより、リスクを最低限まで抑えることができます。

その理由は、単純な例を見てもらえば分かりやすいでしょう。2つの投資例を挙げます。

<例1>6万円を案件A、案件B、案件Cに2万円ずつ投資

<例2>6万円を案件Aに4万円、案件Bに1万円、案件Cに1万円ずつ投資

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なお、各案件の利回りは以下の通りで、どの案件も投資期間は1年とします。

案件A:10%

案件B:5%

案件C:3%

ここで、運悪く案件Aで貸し倒れが発生し、元本がまったく戻ってこなかったらどうなるでしょうか。その場合、得られるお金は以下のようになります。

<例1>0円(案件A)+21,000円(案件B)+20,600円(案件C)=41,600円(18,400円の損失)

<例2>0円(案件A)+10,500円(案件B)+10,300円(案件C)=20,800円(39,200円の損失)

 

同じく、案件Bで貸し倒れが発生した場合は以下のようになります。

<例1>22,000円(案件A)+0円(案件B)+20,600円(案件C)=42,600円(17,400円の損失)

<例2>44,000円(案件A)+0円(案件B)+10,300円(案件C)=54,300円(5,700円の損失)

 

案件Cで貸し倒れが発生した場合は以下のようになります。

<例1>22,000円(案件A)+21,000円(案件B)+0円(案件C)=43,000円(17,000円の損失)

<例2>44,000円(案件A)+10,500円(案件B)+0円(案件C)=54,500円(5,500円の損失)

 

これらすべてのパターンを見れば分かる通り、どの案件で貸し倒れが起きた場合でも、例1の損失額は17,000円~18,400円の間に抑えられています。しかし、例2の損失額は5,500円~39,200円と大きな幅があり、決してリスクが低いとは言えません。

もちろん、ソーシャルレンディングの貸し倒れ率は低く、担保がついている案件も数多くあります。そのため、貸し倒れが発生した場合でも元金が0円にならないこともありますし、例2のように、高利回りの案件に集中して多額の投資をしてもリターンが返ってくる可能性は大きいかもしれません。しかし、少なくとも「リスクを抑える」という点では、分散投資が非常に有効なのは間違いありません。

 

分散投資の注意点

投資先企業が重複しないようにする

ソーシャルレンディングでは、異なる案件で同一の企業がお金を借りている場合もあります。例えば、案件1と案件2に分散投資したとき、その両案件で会社Xがお金を借りていた場合、会社Xが倒産したら、案件1と案件2の両方で貸し倒れが発生してしまいます。これでは、リスクを低減するために分散投資した意味がありません。

案件の内容にはしっかりと目を通し、同じ企業ばかりに投資しないよう注意してください。

 

国内の案件ばかりに投資しない

国内不動産を取り扱う案件ばかりに投資していると、金融危機や大災害などの影響で貸し倒れが増えたとき、別案件同士でカバーできず大きな損失が出てしまいます。そうならないために、海外の案件にも分散投資しておくとリスクを減らすことができます。

 

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