インシュアテック(InsurTech)とは ~保険業界を変えるテクノロジー~

 

金融業界を変える可能性を持つFinTech(フィンテック)と並んで今注目されるのが「インシュアテック」。インシュアテックとは何か、誰にでもわかりやすく解説をしていきます。

インシュアテックとは

インシュアテック(InsurTech)とは保険(Insurance技術(Technologyを掛け合せた造語です。

インステック(InsTech)とも呼ばれており、金融とITとを掛け合わせたフィンテック(Fintech)の保険版です。フィンテックは金融(Finance)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせた新たな金融サービスの総称で、その保険バージョンに位置づけられるのがインシュアテックなのです。

 

人工知能(AI)やICTIoT、ビッグデータ、テレマティクスなど新しい技術を活用して開発業務の効率化や高度化を行い、従来なかった保険サービスや商品を提供します。

 

日本では2016年頃から動きが活発になり始めましたが、海外は2014年頃からすでに注目し動き始めています。

インシュアテックの市場は2020年度に1100億円に拡大するとの市場予測も出ています。2016年度のインシュアテック市場規模は460億円と見込まれていたのに対し、2020年度の市場予測では一気に価格が跳ね上がっています。

(参考:矢野経済研究所 https://www.yano.co.jp/press/press.php/001694

 

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インシュアテックの例

自動車保険×テクノロジー

例:テレマティクスと組み合わせて

専用のカーナビアプリを入れたスマホを車に設置することで、急ブレーキや急発進などの運転データを収集し、運転の見える化をします。安全運転度をスコア化して表し、点数の高さにより割引が適用される保険があります。欧米に追従する形で日本での導入が始められました。

 

生命保険×テクノロジー

例:ウエラブル端末と組み合わせて

スマホとウエラブル端末を用いて歩数や心拍数などのデータを取り、健康維持のための活動をしているかにより、保険料の割引が適用されます。また、決められた一定の歩数を歩くとキャッシュバックを受けられる保険も発売されています。

フランスでは2014年から既に医療保険でのウエラブルデバイス活用をし始めていました。

 

例:保険×ビッグデータ

他の業種と連携して保険サービスが新たに開発されており、そのひとつに健康年齢が保険料へ反映される保険あります。この健康年齢は医療のビッグデータを組み合わせて算出されるのです。

 

AIの活用

例:AIによる受け付けや事務など

保険料の見積もりや保険金の支払いなどの対応を迅速に行うため、AIやビッグデータを活用した保険サービスが展開されています。

アメリカではチャットボットが受け付けと査定を行う保険があり、スマホさえあればスムーズに契約が可能です。対面での手続きが必要ないため、手間やコストを最小限に抑えることができます。

 

インシュアテック業界は異業種の大手企業とも連携し、新たな保険サービスを生み出しています。急速に変化していくインシュアテック業界は、今後も目が離せません。