FinTech(フィンテック)とは <主なFinTechサービス>

 

FinTechという言葉はこれからの金融を学ぶ上で重要なキーワードとなります。まずはFinTechとは何か、という事をしっかりと把握しておきましょう。

 

Fintechとは

Fintech(フィンテック)とは金融を意味するFinance(ファイナンス)と技術を意味するTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語です。人々や企業が利用するお金に関する活動を、技術の力を活用して便利にしていこうとする活動や企業の事を指した言葉です。

 

Fintechという言葉自体の歴史は古く、2000年以前には「金融ビジネスにコンピュータを活用する」という意味ですでに使われていました。そして、2012年ごろには「金融領域での優れたITサービス」という意味へ変化し、さらに2013年以降は「既存の金融ビジネスを破壊する新興企業」という意味に移り変わってきました。

 

Fintechが急速に発展した背景には「既存の金融機関のサービス低下」「IT技術の発展」「消費者のニーズの変化」といった複合的な要因がありました。特にスマートフォンの普及は消費者が様々なFintechサービスを受けられるようになるきっかけとなりました。

 

Fintechを支える技術

Fintechは以下のような技術によって支えられています。

・インターネットテクノロジー

AI(人工知能)

・ビッグデータ(大量のデータ)

・ブロックチェーン(分散型台帳技術)

このような技術の普及にともない、これまであまり金融に関係のなかったビジネスに対し、金融に関する革新的なサービスが登場してきています。

 

特に、ブロックチェーンという技術は仮想通貨と関連した技術として注目を浴びています。仮想通貨やブロックチェーンに関しては金融分野を超えた社会システムを変革する可能性があるのでFinTechというジャンルにも入りつつ、独自のジャンルがあるとも言えます。

仮想通貨に関しては以下で解説をしておりますのでご参考にしていただければと思います。

 

Fintechと呼ばれるサービス

Fintechを利用したサービスは「決済」「送金」「融資」「財務管理」「資産運用」「家計」「仮想通貨」に分類することができます。Fintechの登場により、これまでの金融機関が独占的に提供していたサービスを、安く・早く・便利に使えるようになる動きが活発になってきています。

 

FinTechの例

ネットバンク

既に多くの方が利用しているネットバンクもFinTechの一つです。ネットバンクの普及もFinTechサービスの加速につながっています。

ネットバンクとはインターネット上に設立された銀行の事です。取引をインターネット上で行う事で、店舗や自前のATMを持たず運営コストを下げることができ、高い預金金利や安い手数料で取引することができます。口座の開設もインターネットを使って無料で行う事ができます。

 

ロボットアドバイザー

ロボットアドバイザーとはAIなどを利用した自動資産運用サービスです。あらかじめ決められている投資信託やETF(上場投資信託)などに分散投資をしてくれます。
基本的には長期投資の為に作成されている事や、利用には手数料がかかる事などからロボットアドバイザーがどのようなものなのか、リスクはどこにあるのかをしっかりと認識しておくことが大切です。投資先が投資信託やETFなのでそれらの金融知識もあるとなお良いでしょう。

 

ソーシャルレンディング

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ソーシャルレンディングとは「社会的な(ソーシャル/Social)」「貸しつけ(レンディング/Lending)」つまり社会に開かれた貸しつけサービスの事を指します。

貸しつけ、つまり融資は基本的にお金を多く持っている人が不足している人に融通する(貸す)事ですがこれをインターネットを通じて広く投資家からお金を集めてそのお金を借りたい人に貸すという社会に開かれた方法がソーシャルレンディングです。

 

クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、インターネット上で出資を募り資金を集めるサービスのことを言います。

クラウドファンディングの「群衆(クラウド)」「資金調達(ファンディング)」という名前の通り広い投資家から資金を調達するもので出資する側は多数いる為少額からの出資が可能なのが特徴の一つです。今までは出資する側は期間投資家や法人(銀行なども含む)に限られていましたが、FinTechが進みクラウドファンディングが広まるにつれこのようなピラミッド型の金融システムは変わりつつあります。
単に広い個人や法人から資金を調達できるという意味以上にクラウドファンディングは世界に大きな意味をもたらすサービスであると言えるでしょう。

 

主なFinTechサービス

One Tap BUY(ワンタップバイ)

初心者にもわかりやすく、スマホ一つで株式投資ができるOne Tap BUY。最大の魅力は、1000円という少額から取り引きができることです。
通常、株は1株いくらという「株数」単位で取り引きされるため、人気のある株ほど高額になります。「まとまった資金がないから手が出せない」という株式購入のハードルを、大きく下げてくれたのがOne Tap BUYです。
One Tap BUYなら、取り扱っている株どれでも1000円から「金額」単位で購入可能です。

 

LINE Pay(ラインペイ)LINEウォレット

LINE Pay(ラインペイ)は世界で利用されるコミュニケーションアプリLINEを展開するLINE株式会社の展開する決済アプリです。LINE Payを利用すればLINE利用者間で送金を行ったり、LINE Payでインターネットショッピングを行う事ができます。
LINEは世界的に利用されるコミュニケーションアプリなのでLINE Payを利用する人も大勢いる為お金の受け渡しを即座に手数料もかからずに行う事ができます。

 

PayPal(ペイパル)

アメリカ発のオンライン決済サービスであるPayPal(ペイパル)はFintechサービスの先駆けと言えます。世界で2億人以上の人が利用しています。あらかじめカード情報や個人情報をPayPal上に登録しておけば、ネットショッピングなどで買い物をする時にPayPalで入力した情報を利用して決済を行う事ができます。

 

Kabbage(カーベッジ)

中小企業向けの融資サービスKabbage(カーベッジ)は審査結果を迅速に知らせ、無担保で融資を行うという革新的なサービスを提供しています。顧客はあらかじめ、クラウド会計サービスやクレジットカード決済サービス、そしてSNSなど、使用してるサービスのアカウントを登録しておきます。それらのデータを取り込み、AIを利用して分析することにより信用度を判断しています。

 

このようにFintechのサービスを提供しているベンチャー企業は数多くありますが、そのほとんどがアメリカ発です。一方、日本においては既存の金融ビジネスの影響がまだ強く、Fintechの普及はアメリカと比べて遅れているのが現状です。

 

その他FinTechサービスについては以下でも解説しておりますのでご参考にしていただければと思います。