ネットバンクとは <FinTech基礎知識>

 

FinTechで最も身近なものとなりつつある「ネットバンク」。今回はネットバンクについて知る事でFinTechについてゼロから学んでいただければと思います。

 

ネットバンクとは

ネットバンクとはインターネット上に設立された銀行の事です。取引をインターネット上で行う事で、店舗や自前のATMを持たず運営コストを下げることができ、高い預金金利や安い手数料で取引することができます。口座の開設もインターネットを使って無料で行う事ができます。

 

取引はネットバンクのホームページ上にてパソコンやスマートフォンを使って行います。原則として無通帳取引を基本としており、ホームページ上で入出金履歴や残高を確認できます。

 

入出金処理は発行されたキャッシュカードを使い、コンビニや提携している銀行のATMなどで行う事ができます。入出金には手数料が必要な場合もありますが、特定の条件を満たすことで無料にできるネットバンクもあります。

 

「利便性の高い銀行」という考え方

通販やショッピングサイトなどの決済に利用する際も、わざわざ店舗に赴いてATMの前で並んで振り込む必要もありませんし、24時間好きな時に取引することができます。また、銀行ならではの金融商品として定期預金や外貨預金といったサービスを取り扱っているところもあります。

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ネットバンクも実店舗を持つ銀行と同じく預金保険制度に加入することが義務付けられています。これによりネットバンクが倒産・破綻した時にも最高1000万円とその利息部分までが保証対象となります。

 

セキュリティは?

ネットバンクはインターネットを利用することで利便性を高めていますが、一方でセキュリティ上のリスクも存在しています。フィッシング詐欺やID・パスワードの盗聴などのインターネットならではのリスクです。そこで全国銀行協会では2008年に、ネットバンクにおける不正利用の被害についても、預金者の過失がない場合は全額保証するように決定しました。

 

なお、IDやパスワードの管理がずさんだったり、パスワードの変更などを行っていなかったりなど、預金者に過失があった場合に関しては個別協議となります。そのため多くのネットバンクでは独自のセキュリティサービスを提供しています。

 

地方銀行や都市銀行などのネットバンク以外の銀行においても、インターネット支店を設立し取引をインターネット上で行えるようにする動きも始まっています。そのような銀行はネットバンキングと呼ばれ、ネットバンクとは区別されます。実店舗とインターネットでの双方のメリットを活用し使い分けることで、さらに便利にサービスを利用できます。冊子としての通帳が発行しない代わりにネット通帳やWeb通帳と呼ばれるサービスを設けているネットバンキングもあります。