マイクロファイナンスローンとは <わかりやすいソーシャルレンディング用語解説>

ソーシャルレンディングの案件の中に「マイクロファイナンスローン」という用語が出てくる事があります。ソーシャルレンディングで投資を行う上で、用語の意味を知っているとリスクを減らす事になります。

マイクロファイナンスローンとは

マイクロファイナンスローンとは、貧困者などが少額のローンを組めるサービスのことです。例えば海外の貧困者が、借りた資金で事業などを運営することで経済的に自立し、貧困を脱出するために行われるサービスの事を指します。

融資する相手が住む国によって物価や経済状況が異なるので、実際に貸し出す金額は1,000円~200万円と大きなばらつきがあります。

マイクロファイナンスローンの金利は20%~40%と金融商品の中でもかなり高く、それに伴い期待利回りも8.1%と高水準です。これは、お金を借りたがっている顧客が遠隔地に住んでいたり、1件1件が少額の融資だったりと、貸し出すときのコストが必然的に高くなるためです。融資にかかるコストをカバーするため、高金利で取引されています。

ソーシャルレンディングではこのようなマイクロファイナンスのローンを行う為に広く投資家から資金を集めて融資するサービスがあります。クラウドクレジットというソーシャルレンディング事業者は海外と日本の金融(お金の貸し借り)の垣根を無くすためにマイクロファイナンスローン案件があります。

マイクロファイナンスローンは投資という側面と社会貢献という側面があるのです。

 

投資家のメリット

投資家にとって、マイクロファイナンスローンのメリットは、意外にも安定性が高く分散投資に向いていることです。マイクロファイナンスローンは海外向けの投資なので、分散投資として利用すれば、震災や法改正など日本国内特有のリスクを低減することもできます。

「貧しい人々がお金を借りるなら、その分貸し倒れも多いのでは?」と考える方も多いかもしれません。しかし、マイクロファイナンスローンの年間貸し倒れ率は2.5%と低い数値を示す場合がある事をソーシャルレンディング事業者のクラウドクレジットでは伝えています(参考:https://crowdcredit.jp/blog/entry/299/4 必ずしも全てのマイクロファイナンスローンの統計が取られている訳ではないので正確な値は分かりません)。

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貸し倒れ率が低いのは、資金援助を受けた人々が実際に自立し、融資を受ける前よりも収入が得られるようになるからです。

また、「250ドルの融資を受けて雑貨屋を建て、返済後にまた500ドル借りて品数を増やす」というように、自立後も事業拡大のために案件が増えることもあり、投資先に困る可能性も低いです。

マイクロファイナンスローンで投資したお金は発展途上国に住む貧しい人々のために活用されるので、投資に意義を見出したい方にとっては、投資で社会貢献できるというメリットが得られます。

さらに、案件によっては「ベトナムの零細企業に援助するとスタディツアーに参加できる」などの特典がつく場合もあるので、海外に関心のある方にもオススメです。

 

投資家のリスク

マイクロファイナンスローンのリスクで最も注意しなくてはならないのが、為替リスクです。ナイジェリアやアゼルバイジャンなどマイクロファイナンスローンが活発な国では、35%~40%ほど為替が減価した例もあります。

現在、マイクロファイナンスローンのほとんどはドルで貸し出されていますが、借りる側は現地通貨の収入から返済しています。もしも上記のような大きい為替変動があると、現地通貨で収入を得ている借りた側が多大な為替リスクを負うことになり、結果的に返済が滞る可能性があります。

また、投資商品としての歴史も浅いので、今後予期せぬ出来事によって利回りや方式そのものが大きく変化するかもしれません。マイクロファイナンスローンを利用する場合は、今後の動向にも常に目を光らせておくべきでしょう。

 

このようなメリットとリスクがある事を知った上でソーシャルレンディングのマイクロファイナンスローン案件に投資するかどうかを考える事で思わぬ損失を出してしまうリスクを減らす事ができます。

投資を行う前に分からない用語などはしっかりと理解しておくことが重要です。