知っておくべき!ロボアドバイザーのリスク

 

 

資産運用の全てを自動で行ってくれるロボアドバイザーですが投資である以上リスクはつきものです。

ロボアドバイザーにはリスクはあるのか、あるとすればどのようなリスクなのか。

しっかりと認識して投資を行うようにしましょう。

 

ロボアドバイザーにリスクはあるのか?

 

ロボットが投資運用のアドバイスをしてくれるサービス「ロボアドバイザー」。

日本では2015年からスタートしました。

 

インターネット上で

「年齢」「保有資産状況」「リスク許容度」「ライフプラン」

などの質問に答えるだけで、ロボット(AIや統計データ解析など)が最適な投資配分や具体的な金融商品を選んでくれます。

「ほったらかし型(投資一任型)」のロボットアドバイザーを使用すれば、投資比率の見直しなど日々投資家が行うべき運用行動まで行ってくれますし、中には今後の資産運用についての提案をしてくれるサービスもあります。

 

一見、ノーリスクで安心して資産運用できそうなロボットアドバイザーですが、リスクはあるのでしょうか?

(ちなみにほったらかし型(投資一任型)ではないロボットアドバイザーを「アドバイス型」と呼び、日々の管理は自分で行います。)

 

知っておくべき!ロボアドバイザー4つのリスク

 

ロボアドバイザーにももちろんリスクはあります。実際にどのようなリスクがあるのか見ていきましょう。

 

以下では

  • 元本割れリスク
  • 為替リスク
  • 倒産リスク
  • 手数料リスク

という項目で解説をしていきます。

 

リスク1 元本割れリスク

 

ロボアドバイザーにも他の金融商品と同様、元本割れ(運用後に投資した資金を下回る)リスクがあります。

 

リスク2~4で解説するようなが現実に起きてしまった際にはロボアドバイザーを提供している事業者はあなたの資産を保証してくれません。

銀行定期預金などは1000万円までは有事の際も保証してくれますが投資であるロボットアドバイザーはそのような保証が無い事をしっかりと頭に入れておかなくてはなりません。

 

つまり投資初心者の方は特に余裕資金以外の資金を投じてはいけないという事をしっかりと頭に入れておくべきであると言えるでしょう。

 

元本割れのリスクは長期的な投資をすることで軽減することができます。

なぜなら一度リスク実現によって元本割れしてしまっても投資を続ける事で再度元本まで資産が持ち直す事もあるからです。

どこまで資産がマイナスになってしまったらロボアドバイザーから手を引く、という自分のルール設定が大切になります。

 

2 為替リスク

 

海外の株式など、海外へ投資をするロボアドバイザーの場合(多くのロボアドバイザーでは海外ETFや海外投資信託を投資対象に設定しています)米ドル建てで投資を行います。

 

米ドルから日本円に換金する際、円安であれば資金が増えますが、円高の場合減少してしまう恐れがあります

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為替変動は1年で10円20円違うくらいですから、10年20年の変動はロボットでも予測することはできません。

為替変動リスクの対策としては、日本国内の商品にも投資して通貨分散する方法が考えられます。

これはロボアドバイザーで投資をする際に「どのくらいを国内投資」「どのくらいを海外投資」にするか設定する事でリスク回避をする事ができます。

 

リスク3 倒産リスク

 

ロボアドバイザーのサービスを提供している会社が倒産してしまう事は短期ではあまり考えられないかもしれませんが、ゼロではありません

もし会社が倒産してしまったら、預けていた資金はどうなってしまうのでしょうか。

国内最大級のロボアドバイザーを運用する「Wealth Navi(ウェルスナビ)」の公式サイトには以下のように記載されています。

 

WealthNaviにもしものことがあった場合、預けた資産は守られますか?
WealthNaviにもしものことがあってもお客様の資産に影響が及ばないよう、法令に基づいて当社の資産とは明確に分けて保管しています。現金は全て三井住友銀行、みずほ信託銀行およびりそな銀行の信託口座にて保管され、ETFは米国の保管機関(DTC)にて分別管理されています。

出典:WealthNavi よくあるご質問 WealthNaviにもしものことがあった場合、預けた資産は守られますか?

 

つまり顧客資産は分別保管されているのでWealth Naviが倒産しても資産が失われる事は無いとしていますが、自身の運用計画が崩れる事は避けられませんし、どのような形で返却されるかは実際のところ分かりません。

 

また、万が一ロボットアドバイザーが投資している商品を扱う証券会社が資金を顧客へ返金できない場合、日本投資者保護基金が一人につき1,000万円までなら保証している事など、倒産リスクへは対応がされていますのでどこまで心配する必要はありませんが、リスクの一つとして認識しておくといいでしょう。

 

リスク4 手数料がかかる

 

提供会社によって異なりますが、ロボアドバイザーの手数料は概ね1%ほどです。(特にほったらかし型のロボットアドバイザーの場合)

 

手数料1%がどのくらいの金額になるかというと、100万円を運用資金として、そこから月々3万円ずつ積み立て投資をし、年3%の利回りを複利で運用した場合、累積する手数料は25万円ほどになります。

 

ファンドラップ(資産運用、商品選び、リバランスまで全て行ってくれる証券会社や銀行が提供しているサービス)の平均手数料が平均年間2~3%程度だと考えると、同様のサービスでも人手が必要ない分、ロボアドバイザーの手数料はかなり抑えられているといえますが手数料によって資産がマイナスになってしまう、というリスクがある事は頭に入れておくといいでしょう。

 

まとめ

 

ロボアドバイザーは「元本割れ」「為替変動」「倒産」リスクがあるほか、1%程度の手数料が発生します。

また、日本で初めてロボアドバイザーがスタートしたのが2015年5月のことですから、まだまだ新しいサービスで実績が少ないというのもリスクの一つかもしれません。

一方でロボアドバイザーは商品選び、リバランスなど投資に必要な仕事を代わって行ってくれ、ロボットが運用するため、人が行うファンドラップに比べるとかなり手数料が抑えられるというメリットもあります。

こういった点から、ロボアドバイザーは長期的に投資をしたいが投資にかける時間がない人や投資初心者の人に向いているといえるでしょう。

 

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