株式型クラウドファンディングとは <初心者にも分かりやすい解説>

クラウドファンディングにはいくつかの種類があります。こちらではその種類を解説していますが、中に「株式型クラウドファンディング」というものがあります。株式型クラウドファンディングとは何か、どのような事業者が扱っているのかを特徴と合わせて分かりやすく解説していきます。

最新の投資方法「株式型クラウドファンディング」とは

株式型クラウドファンディングとは、「企業がインターネット上で投資家から資金を募集し、見返りとして自社の株式を渡す投資」です。

当然、株の価値(価格)は企業の業績などによって左右されるので企業の倒産や業績悪化のせいで受け取った株式の価値が下がり、投資したお金を回収しきれないこともあり得ます。その代わり、投資先企業が上場して株の価値が飛躍的に上がれば、思いもよらない大きなリターンを得ることもできます。

株式型クラウドファンディングは、他の投資型クラウドファンディング(貸し付け型・融資型、ファンド型)に比べるとまさにハイリスク・ハイリターンな投資と言えるでしょう。

また株式型クラウドファンディングで渡される株式は未公開株式限定になっています。つまりまだ上場されていない企業の株式のみの取り扱いとなります。その為様々なリスクが付きまといます。以下でそのリスクについては解説をしますがあくまでクラウドファンディングという性質上「応援」「支援」という意味合いが強いサービスであって、投資リターンはオマケのようなものであると考えると大きな損失は避けられるでしょう。

 

株式型クラウドファンディングの仕組み

まず、資金を募集したい企業は、株式型クラウドファンディング事業者を介し、投資家が資金提供してくれるのを待ちます。そして、投資家が資金提供してくれたら、その額に応じて自社の株式(未公開株)を渡します。

その後投資先企業がうまくビジネスを展開して上場するなどして株価を上昇させる事ができれば、投資家は受け取った株式を売却して大きなリターンを得るというしくみです。

ただしこの株式型クラウドファンディングには規制があります。企業1社が募集する事のできる金額は1億円まで、そして投資家が投資できる金額は1社につき50万円までと定められています。1社50万円なので2つの企業に50万円ずつ計100万円を投資する事は問題ありません。

 

株式型クラウドファンディングのリスク

株式型クラウドファンディングは投資先企業が上場する等した場合にとても大きなリターンを得るものですが、相当のリスクがあります。参加する場合にはリスクを認識しておきましょう。

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換金性が乏しい

受け取る株式は未公開株と言って上場されていないものになります。その為受け取った未公開株を売却しようと思っても市場での売却ができない為換金しようと思ってもすぐに換金できない場合が多くあります。

急にお金が必要になってもすぐには変えられないというリスクを必ず認識してから参加するようにしましょう。

配当が受けられない場合も

株式型クラウドファンディングは社債といった貸し付けではないので元本保証もありませんし利息・配当が受けられない場合があります。投資先企業の業績によっては投資額を取り戻せない事があると認識しておく必要があります。

計画通りにはいかない場合も

株式型クラウドファンディングでは案件毎に事業計画や売り上げ予測などがたてられています。ただし、その計画はあくまで計画で市場での競争激化や技術の進歩スピードによっては計画通りに行かない事は容易に考えられます。その為計画を鵜呑みにして投資してしまう事の無いようにしましょう。

有価証券報告書が無い場合も

株式型クラウドファンディングで譲渡される株式は未公開株なので上場企業が発表しているような有価証券報告書が無い場合があります。その為保有している株式の企業がどのような業績であるかをすべて把握する事が難しい場合があります。多くの場合、株式型クラウドファンディングで株主になった人には事業報告が行われますがあくまでも保有株式は様々な審査を通った上場企業の株式とは異なる事を認識しておくと良いでしょう。

 

以上のようなリスクが株式型クラウドファンディングにはあります。通常の株式投資よりもリスクは高めになっていますので根本の考えとしては応援・支援というものであるとした方が良いでしょう。

 

株式型クラウドファンディング事業者一覧

株式型クラウドファンディングサービスを行う主な事業者一覧とその特徴です。

FUNDINNO(ファンディーノ)

株式会社日本クラウドキャピタルが運営する、日本初の株式型クラウドファンディング事業者です。日本の代表的な株式型クラウドファンディング事業者と言えるでしょう。

FUNDINNOでは、投資先企業の業績予想推移を明示してくれるので、それを参考にしながら投資したい企業を選ぶことができます。

GoAngel(ご縁ジェル)

株式会社DANベンチャーキャピタルが運営する、国内2社目のクラウドファンディング事業者です。

最低投資額が25万円からなので初心者には手を出しにくいですが、案件に記載されている企業は業績良好な企業が多く、設立してから長く営業している企業がほとんどなので安心感があります。

エメラダ・エクイティ

株式会社エメラダが運営するクラウドファンディング事業者です。

紹介されている案件はプロの投資家がすでに目利きを済ませており、そこへさらに新たな個人投資家が投資します。

また、エメラダ・エクイティでは、「新株予約権」を採用しています。新株予約権とは、「株式を購入する権利」のことです。エメラダ・エクイティの投資では、投資の見返りとして直接株式を受け取るのではなく、新株予約権を受け取ることができます。これにより、「株価が上がるまで権利を行使しない」など、企業の状態に応じて柔軟に株式の売買ができるようになっています。