株式と債券の違い <元本割れがある・ないのはなぜ?>

 

簡単に言ってしまえば株式や債券はどちらも、ある団体(企業など)にお金を渡すものです。

ですが「株式」「債券」と名前が違うので、当たり前ですが内容も異なります。

 

投資をする場合には「株式の方がレートが変動」して「債券の方が安定」している、、、という曖昧な感覚よりもどのような違いがあるのかを明確に知っておくと自身の資産運用に適しているのはどちらかが分かるでしょう。

ここで株式と債券の違いを明確にしておきましょう。

 

債券とは

 

株式は馴染みのある方も多いと思いますが債券はあまり一般的に知られていない言葉だと思います。

ですのでまずは債券とは何か、について解説をしていきます。

 

 

債券とは、企業、国、地方自治体などが資金調達を目的として発行する有価証券の事です。

 

有価証券とは
株式・手形・小切手・商品券などのことを指し、その持ち主が誰かを示す証書

 

▼国が発行する債券の例

 

株式投資と同じように投資家は投資目的で債券を購入しますが債券は元本保証されているのに対し株式は元本保証されていません

 

元本保証とは
元本保証とは「最初に投資した分の金額は返ってくる」ことを意味します。元本保証がない場合は1万円投資したら3000円になってしまうなんてこともあります。

 

債券の利息は株式の配当に比べて低いですが元本保証となっています。

特に国債という債権は、国が保証しているため債券の中でも特にリスクが低くローリスクローリターンの投資となります。(年利は0.05%程度)

 

 

「国債」という言葉が出てきましたが国ではなく「企業」が発行する債券もあり、それは「社債」と言います。

社債は株式とは異なり「融資」ではなく「お金を貸す」という意味になるのでこれまた基本的に会社が倒産しない限りは元本は返ってきます。

 

ただし、社債の場合は「倒産リスクが国債よりも高い」と言った理由から元本保証とは言われない場合もあります。

(今回は社債に関しても元本保証されている、と位置付けて下記では解説をしています。)

 

▼債権の種類(発行元別)

発行元 内容
国債 国が発行する債権
社債 企業が発行する債権
外国債 外国の企業が発行する債権
地方債 県、市などの地方自治体が発行する債権

 

債券の仕組み、何となくでもお分かりいただけましたでしょうか?

 

株式と債券の違い

 

さて、債券について詳しく解説してきましたがここからは株式と債券の違いについて詳しく見ていきましょう。

ポイントは2つ。「元本割れの有り無し」と「保有期限・流動性」です!

 

1 元本割れの違い

 

先ほど述べましたが

株式は元本保証が無い

債券は元本保証がある

という違いがあります。

 

株式と債券に「元本保証の有り無し」という違いがある理由は

債券は私たちが銀行で住宅ローンなどを組むような「借金」という性質があるのに対し

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株式はあくまでも「企業の将来に向けた融資」である事が挙げられます。

 

株式というのは企業に対して出資をした証明書のようなもの。

事業を行う企業に資金を提供しているので、元本の保証はありません。それに対し債券は国や企業に貸したお金の借用証明書のことをいいます。

借金をすると期限までに返済をしなければいけないのと同じように、債券は貸したお金なので期限がくると返ってきます

 

 

株式の相場価格である株価は企業の業績によって変わるため、常に値動きがあります。

株式では投資に成功すれば大きな収益が見込めますが、購入時より株価が下がった状態で売ると元本より少ない金額しか手元に戻ってこないことになります。

これが元本割れです。

一方で何度も言いますが債券は満期まで保有していれば元本の保証があります

 

2 期限の有無と流動性の違い

 

続いて大きな違いの2つ目は「期限の有無と流動性」です。

例えば同じ時期に「10年満期の債券」と「株式」を購入した場合、債券は10年後に償還(満期となり全額返却されること)となりますが、株式はそのまま11年目以降も持ち続けることができます

このように債券には期限がありますが株式にはありません

 

また債券は途中で買い換えたいと思っても、満期以前では売却する債券の価格を下げないと売れません。

 

株式のような統一市場(東京証券市場のような一斉に売り買いされる場所)がないため、国債以外の債券を途中で売りたいと思っても、買い手を見つけることが難しいとされています。

株式はいつでも好きな時に売買することもできますし、そのまま保有し続けることもできます。

 

つまりまとめると債券は保有期限があり流動性が低く、株式は期限がなく流動性が高いことも違いだといえます。

 

▼債券と株式の違いまとめ

債券 項目 株式
アリ 元本保証 ナシ
アリ 保有期限 ナシ
低い 流動性 高い

 

実は債券にも元本割れのリスクはある

 

購入時の元本保証があり、株式よりもリスクが低いとはいえ、債券でも元本割れする恐れがあります。

まず、期限前に債券を売却したい場合元本を下回る可能性があります。

元本保証されているのはあくまで「満期」まで保有したときの話です。

 

次に、債券を出した国や会社が破たんすると「債券不履行」(借金を返せない状態)となり、資金が戻ってこなくなるリスクがあります。

これを信用リスクといいますが、信用リスクを回避するため、債券を購入する前に信用格付け会社が出している格付け評価を確認し、「投資適格(健全で債務履行に対し問題がないとされる)」と評価されている国や企業の債券を購入することが重要です。

 

債券の購入

 

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