ETFとは <投資初心者でもわかりやすい用語解説>

資産運用をする際の投資先の中に「ETF」という金融商品があります。ETFについて投資初心者の方にもわかりやすく解説をしていきます。

ETFとは

ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で、投資信託※1の一種です。

ETFは価格が株価指数、つまりTOPIX(東京証券取引所に上場している株式の平均価格)などや、商品指数(原油などの商品価格の値動きを指数化したもの)などに連動するよう運用されています。

例えば、TOPIXに連動するETFを購入すると、東証一部に上場している全銘柄を保有するのと同じような意味になります。TOPIXはテレビや新聞で連日報道されているので簡単に確認する事ができます。

ETFではその市場(TOPIXなら東京証券市場)全体に投資する事ができるのでリスク分散と損益・値動きの把握がしやすいとされています。

ここでETFとインデックスファンドはどう違うの?と思った方は鋭いです。次の節でその違いについて解説をします。

※1<投資信託とは>
投資信託とは複数の投資商品をパックにして一つの投資商品にしたものの事を言います。例えばA株B株C株をまとめてD投資信託とし、D投資信託を投資家の方に投資商品として販売します。D投資信託に投資すればA株B株C株に投資しているのと同じ効果を得る事ができます。

 

通常の投資信託との違い

投資信託の中にはインデックスファンド※2のように指数に連動する商品がありますが、ETFとの違いは「上場しているかどうか」です。上場していれば証券会社を通じて誰でも自由に売買できるようになります。

つまりかみ砕くと投資信託はパックになったものが商品として店頭に置かれている状態、ETFはパックになったものが証券取引所で色々な人に売買されている状態を指します。その為投資信託は前日の株価などによって購入価格が決まりますがETFはその時その時に価格が変動していきます。

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その為投資信託の場合は基準価額(分かりやすく言えば投資信託の価格です)は前日のもので、価格が分からない状態で購入・換金しなければいけません。それに対しETFは証券取引所が開いている時間であればいつでも時価で取引することが可能です。ETFは株式投資のように成行(その時最も有利な値段で買いたい・売りたい)と指値(この値段で買いたい・売りたい)での注文もできます。

※2<インデックスファンドとは>
インデックスファンド(index fund)とは証券投資信託のひとつで、ファンドの価格(基準価格と言います)が平均株価指数に連動して値動きするように運用したものを言います。例えば国内株であればTOPIX(東証株価指数)を指標(インデックス)として利用し、同じ値動きをするように運用する投資信託のことです。

 

ETFの種類

ETFの種類は大きく分けて国内ETFと海外ETFの2つがあります。国内ETFは国内の証券取引所に上場しているものを指し、海外ETFとは海外の証券取引所に上場しているものを指します。

さらにETFは株式だけではなく、債券やREIT(不動産投資信託)、コモディティ(商品)の指数に連動したETF、レバレッジ型(原指数に対し倍数の値動きを目指すもの)インバース型(原指数と逆の値動きをするもの)に分けられます。

 

ETFの特徴とリスク

ETFの大きな特徴として、市場価格(ETFの値段)と基準価額(1口あたりの純資産総額。複数の銘柄がパックになっているので合計した価格)にずれが生じることがあげられます(価格乖離と言います)。市場価格が基準価額よりも高ければプレミアム、安ければディスカウントと呼び、投資の専門家はこれを分析して割安な時を狙い購入します。

株式投資のように、投資していた銘柄が上場廃止になることや繰上償還(信託期間が終了する前に運用を終了すること)となること等がETFのリスクといえます。