メザニンローン・シニアローンとは <ソーシャルレンディング投資を上手に行う為の用語解説>

ソーシャルレンディングの融資内容を確認していると「メザニンローン」「シニアローン」という言葉が出てきます。専門用語をその都度理解していく事でリスクの少ない資産運用をする事ができるので学んでいきましょう。「メザニンローン」「シニアローン」について初心者の方にもわかりやすく解説をしていきます。

メザニンローンとは

メザニンローンとは銀行融資などの通常融資や自己資金などで足りない部分の融資の事を指します。従来では融資と言えば銀行などの金融機関から行われますが多くの融資を受ける場合、従来の比較的低金利の融資では金額が足りない事があります。そこに自己資金をプラスする事で充分な融資金額になればいいのですが足りない場合は従来の融資ではない、比較的高金利な融資先を探す事になります。

ここで融資してもらうローンを「メザニンローン」と呼ぶのです。

シニアローンとは

シニアローンとはリスクの低い融資の事を指し、通常は銀行などの金融機関から受ける従来の融資の事を指します。メザニンローンとは反対の意味で使われます。

通常は銀行などからの融資を指すシニアローンですが、銀行の融資だけではなく他の債権よりも返済順位が高い(優先的に返済してもらえる)融資の事も指すのでソーシャルレンディングなどの融資であっても他の債権よりも返済順位が高ければそれは「シニアローン」になります。

シニアローンは審査が厳しいなど、融資を受けたい金額に必ずしも届くものではないので足りない部分は自己資金で補てんする事やメザニンローンを利用して充分な金額を調達する事になります。

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メザニンローンとシニアローンを活用した例

例えばA社が1000万円の投資不動産を購入しようと資金調達計画を立てているとします。この時A社は銀行などの複数金融機関へ掛け合いました。結果600万円の融資を獲得しましたがまだ1000万円までは400万円足りていません。

自己資金が出せないA社は400万円をソーシャルレンディングで調達しようとしました。ソーシャルレンディングでインターネットを通じて広く募集したところ見事400万円集まり1000万円の投資不動産を購入する事ができました。

この例では銀行から融資を受けた600万円がシニアローン、ソーシャルレンディングで調達した400万円はメザニンローンとなります。

ソーシャルレンディングでのメザニンローンのリスク

メザニンローンはシニアローンに比べてリスクが高いのが一般的です。シニアローンよりも返済順位がメザニンローンは低いので万が一債務不履行になってしまった場合は担保がシニアローンの返済にまず充てられてから、残ったものがメザニンローンの返済に充てられるからです。

しかしソーシャルレンディングなどでメザニンローンに融資する場合はそのリスクの分だけ利回り(リターン)は高くなります。ですのでソーシャルレンディングでメザニンローンを見かけた場合はリスクとリターンを自身の中でしっかりと勘案する事が大切です。

メザニンローンの社会的意義

ソーシャルレンディングなどで良く行われるメザニンローンですがシニアローンでなかなか金額が足りない事業者などには重宝されるローンです。従来の金融システムでは行えなかった事業投資がソーシャルレンディングのメザニンローンによって行えるようになる可能性もあります。

インターネットテクノロジーとFinTechが普及した事で資金調達の選択肢が広がり様々な事業投資が行われる事は社会にとってプラスになる側面があります。