大馬鹿者理論とは <投資・バブル>

 

バブルを生み出す原因ともされる理論の一つに「大馬鹿者理論」と呼ばれるものがあります。

大馬鹿者理論とは

大馬鹿者理論とは株式などの投資を行う際に持ち出す理論です。本来的価値(投資対象が持つ本来の価格など)を既に上回っているのにもかかわらず、「世の中には自分よりもっと馬鹿者がいるはずだから更に高値で買ってくれるだろう」という理論の事を言います。

例えば100円で買えるようなコップが何かしらの宣伝などによって200円の価格が付いている時に「今200円で買えばもっと儲けようと思った誰かが300円で買うだろう」と予測をして購入する行動が大馬鹿者理論となります。

このような根拠とも言えないような根拠を多くの人が持つことによって価格が上昇して止まらなくなりバブル現象が起こります。

最終的には誰かが損失を被る

例からも分かるように元々の対象の本来的価値というのは存在しています。どこかで誰かがそれに気づき、1万円になったコップを誰も買ってくれなくなった時に本来100円だったコップを最後に買った人が大きな損失を被ります。

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これは株式市場などの投資(投機)場面ではよく見られる光景です。それは投資商品のほとんど(正確に言うと全ての商品やサービス)が本来的価値が分からない為です。大馬鹿者理論を意識していなくても知らぬ間に大馬鹿者理論の泥沼にはまっている事が起こり得るのです。

投資局面ではこのような事にならないように対象の本来的価値を定めておくこと(計算しておくこと)が重要になります。本来的価値以上に対象の値が付いている時は購入してはいけない事が分かります。

合理的バブルと大馬鹿者理論

大馬鹿者理論を合理的とする場合もあります。先ほども述べたように対象の本来的価値は明確に決まっている訳ではないので「誰かがより高値で買う」という事が明白であればそれは「合理的」な判断と言う事ができ、本来的価値が上昇すると考える事ができるからです。

しかし、この考え方でも最終的には誰かが損失を被る事になります。誰かが高値で買う、というのは対象の流動性(売買する人が多数いる)事が条件になっておりその数が少なければ少ないほど買い手が突然いなくなるリスクが高まる為です。

バブルが起きると大抵は市場参加者が莫大に増えた後、熱狂が冷めていき一人また一人と儲け終わった参加者が離脱していきます。その為いつかは買い手不足になりパニックが起きたその瞬間に誰も買ってくれず損失を被る事になるのです。

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