ソーシャルレンディング投資先の種類 <初心者にもわかりやすく解説>

 

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ソーシャルレンディングは、投資先の企業を自ら決定する事はできずソーシャルレンディングサービスを提供している事業者が決定します。

しかし、投資する私たちは募集しているファンドが「何に投資するか」によって選択する事ができます。これは募集しているファンドの内容を見る事で分かりますので投資をする際はそれがどのような事業へ投資されるのかや、どのような仕組みで投資されるのかを知っておくとリスクが減るでしょう。

ソーシャルレンディング投資先の種類

事業性資金型

企業、飲食店などの事業者にお金を貸すタイプです。貸したお金は、新規事業の立ち上げや運転資金などに利用されます。

事業性資金型には、国内の企業だけではなく、発展途上国を中心とした海外の事業者に出資する案件も多くあります。ただし、国内の事業者とは異なり為替が関わってくるのでリスクが高くなってしまう場合もあります。為替リスクを回避してくれるソーシャルレンディング事業者を利用することでリスクを減らす事もできます。

不動産型

不動産関連事業者にお金を貸すタイプです。貸したお金は、不動産の取得資金や改築資金などに利用されます。不動産は賃貸などで一定の収益を生んでくれる見込みが立てやすい事や出資先の不動産そのものが担保になっていることが多く安心感がありますが、不動産の価格変動などによって悪影響を受けることがあります。

ソーシャルレンディングでは不動産型の融資先が多く見受けられます。中にはファンドが貸金業者に融資をし、そこから不動産事業者に出資するタイプのものもあります。

エネルギー事業型

太陽光発電、水力発電などのエネルギー関連事業者にお金を貸すタイプです。貸したお金は、発電に必要な土地や施設の取得、建築資金などに利用されます。

事業地域が壊滅するような災害、長期的な日照量の低下など発電環境の悪化、エネルギーに関する法律の大幅な改正などがない限り安定しているのが特徴です。

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海外個人ローン型

海外の個人にお金を貸すタイプです。お金を貸すときは直接個人に渡すのではなく、現地の銀行などを経由してお金を貸すのが一般的です。海外個人ローンの中には現地の金融システムにより高利貸ししか利用できない発展途上国の方に融資するものもあり、このタイプのファンドに出資をする事は社会貢献にもなります。ただし、個人ローンの場合は無担保ものも多い為リスクが高くなってしまう事もあります。

なお、国内個人ローンは、延滞の多発などの理由で現在は取り扱われておりません。

 

ソーシャルレンディングの種類別<仕組み解説>

ここからはソーシャルレンディングの種類それぞれの仕組みを分かりやすく解説していきます。どれも基本的に仕組みは同じですが、投資する際には内容を把握してリスクを減らす事が重要です。

事業性資金型

事業性資金型の返済にあてられるのは、基本的にその事業の売上金です。その売上金の一部を、ソーシャルレンディング事業者と投資家で分配します。新規事業の場合は「ノンリコースローン」という融資契約が行われ、新規事業に対してのみ返済義務を付与する方法があります。その場合仮に新規事業が失敗してしまうと基盤であるもとの事業収益から返済は行われず、貸し倒れとなる事があります。(参考:ノンリコースローンとは?

不動産型

不動産型の返済にあてられるのは、主に毎月の賃料収入である「インカムゲイン」と、不動産売却で得られたお金である「キャピタルゲイン」です。

不動産型ソーシャルレンディングでは、主に「不動産売買業者」、「不動産開発業者」にお金を貸します(「不動産担保ローン事業者」は不動産業者である場合も他の事業を行う事業者である場合もあります)。投資家は、そのような事業者からの資金募集案件に応募してお金を出し、元金と利息が返ってくるのを待つだけです。

先ほども述べましたが不動産型の場合は、投資先の不動産そのものが担保となる場合が多いです。その場合、ソーシャルレンディング事業者や不動産鑑定士などが、担保となる不動産の価値を評価します。ただし不動産担保があるから安全なわけではなく、出資している間にその不動産価値が下落してしまった場合に元本割れしてしまうリスクは常に付きまといます。

エネルギー事業型

エネルギー型の返済にあてられるのは、売電料金とエネルギー利用料金です。これらを、ソーシャルレンディング事業者と投資家で分配します。

海外個人ローン型

海外への投資には、「為替」が関わってきます。一般的には、国内のソーシャルレンディング事業者が為替事業者と取引し、その後、銀行など海外のソーシャルレンディング関係事業者に国内投資家のお金を渡して投資先に送金してもらいます。

海外の個人や事業者に投資することで、自然災害など国内で有事があった場合でも影響を受けない投資先を確保することができます。もちろん逆に海外に融資をするとその地域での経済状況の変化や自然災害の影響を受けてしまう事もありますので注意が必要です。このようなリスクを「カントリーリスク」と言います。

以上がソーシャルレンディングの種類と仕組みの解説です。細かく分類すると多くの種類があるソーシャルレンディングですので投資を行う場合は下調べをよく行い、思わぬリスクを受ける事のないように努めましょう。

 

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