ロボアド「クロエ」徹底解説!<特徴・評判・手数料・メリットデメリット>

 

資産運用を手軽にしてくれるロボアドバイザー。

Wealth NaviやTHEOなど、長期運用を前提とするロボアドバイザーが多い中、「PC購入」「スマートフォン購入」などの短期的な目標を設定して資産運用することができる「クロエ」というサービスがあるのをご存知でしょうか。

本記事ではエイト証券が提供するクロエの特徴について解説します。

 

クロエとは

 

クロエはエイト証券が提供するロボアドバイザーサービスです。

ベンチャー企業のエイト証券株式会社は2018年3月30日に野村アセットマネジメント株式会社に買収されました。

クロエが野村系列に名を連ねることになったことでどのように変わっていくのか、注目です。

ちなみに、クロエ(Chloe)は「Computer Humanly Linked and Optimized for Empathy」の頭文字です。

 

クロエは投資一任型のロボアドバイザー

 

クロエは投資一任型(ほったらかし型)のロボアドバイザーです。

ユーザーの目標に応じて資産運用を自動で行ってくれます。

 

ロボアドバイザーには2種類あり

  • 投資一任型(ほったらかし型)ロボットアドバイザー
  • アドバイス型ロボットアドバイザー

があります。

 

投資一任型ロボアドバイザーは「投資先の決定」から「日々の資産配分の調整など」まで全てを自動で任す事ができるサービスです。

アドバイス型ロボアドバイザーは基本的には「あなたへのおすすめ投資先」を提示してくれる投資アドバイスをロボットが行ってくれるサービスとなります。

 

クロエは前者の「投資一任型ロボアドバイザー」にあたりますので、「資産運用の全てを自動で任す事ができるサービス」です。

つまり最初の登録やお金の入金以外はほったらかしです。

 

 

いくつかの質問に回答するだけでユーザーに合ったポートフォリオが提案され、そのポートフォリオ通りに投資信託を購入・運用してくれます。

資産運用をお任せできる点がありがたいです。

インターネット上で手続き等含めて完結するため、手軽で良いですね。

 

クロエの特徴

 

スマホアプリで手軽に資産運用

 

クロエはスマートフォンアプリで利用する事ができます。

アプリ上で質問に回答するとポートフォリオ(投資方針)を提案され、口座開設、取引、運用状況の確認などの手続きや処理もアプリ内で完結します。

ポートフォリオの作成はアプリ上から無料で行えます。

登録も不要です。

 

年齢と年収を入力すると

  • マイホーム
  • 結婚式
  • 起業資金
  • 教育資金
  • 旅行

などさまざまな資産運用の目標が表示されます。

 

自分の運用目的に合った目標を選ぶだけで、ポートフォリオや各目標の実現に必要となる資金額や目標期間が提示されます。

ここで資産運用シミュレーション(何年後にどのくらいの損益の可能性があるか)も確認可能です。

 

こうした作業を行い、提示される情報を見ることで「何のために資産運用を行うのか」を自覚でき、資産運用へのモチベーションも高まります。

 

目標によっては目標運用期間が1年や2年など短期間の運用計画もあります。

長期投資を前提とするロボアドバイザーが多い中、短期的な目標設定も初めから視野に入れているのはめずらしいです。

なお、達成時期や投資金額はカスタマイズすることもできます。

 

ポートフォリオの構成

 

クロエでは東京証券取引所上場のETFが投資対象です。

東京証券取引所に上場されている、とは言っても国内の投資対象だけではありません。東京証券取引所に上場されている海外の投資対象ETFへ投資する事ができるのです。

このETFによって、さまざまな国に分散投資できます。

対象となる国は50カ国にものぼります。

 

投資対象の種類は以下の6種類とされています。

  • 株式
  • 債券
  • 短期金融商品
  • コモディティ
  • REIT
  • その他ETF

 

地域別や業種別でどのような比率で自分の資産が投資されているのか確認できるので一目でどのような分散投資が行われているのか理解できます。

 

▼このように分散投資状況を確認できます

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運用スタイルは3種類

 

クロエでは以下の3種類の運用スタイルに基づいてポートフォリオが作成されています。

 

1 積極型

 

リスクが高くてもリターンを取っていく運用スタイルです。株式への投資が多く、債券への投資は少なくなります。

 

2 安定型

 

リスクとリターンのバランスを取った運用スタイルです。株式と債券に投資します。

 

3 保守型

 

リスクを抑えた運用スタイルです。大型株や債券を中心に運用します。

 

目標ごとに複数のスタイルで運用も可能

 

目標ごとに別々の運用スタイルで運用可能な点はクロエの特徴です。

例えば手元の資金を

  • 旅行のための資産運用は「行けたらいいな」ということで積極型
  • 子どもの教育資金のための運用は「ある程度安定しつつ、少し増えると嬉しい」ということで安定型
  • 老後の資金のための運用は「元本が割れると困る」ということで保守型

に分散して運用する、なんてことも可能です。

目標別に口座を作って資金を分ける」ようなイメージですね。

 

ポートフォリオのメンテナンスもラクラク

 

面倒なリバランスもクロエにお任せです。。市場が変化すると、適宜リバランスが自動で行われます。

※リバランスとは、ETFの価格変動によって当初のポートフォリオの投資比率が崩れてしまった際に比率を元に戻すことです。

 

1万円から投資可能

 

クロエの最低投資金額は1万円に設定されています。

誰でも資産運用を始めやすいのが特徴です。

複数の目標を立てて別々に運用することも可能なので、PCやスマホの購入のための資産運用など、ちょっとした用途でも利用しやすいですね。

 

自動積立機能は開発中

 

自動積立機能は現時点ではまだ提供されていません。

目標設定時に毎月の積立を行う場合の資産運用シミュレーションも行えますが、実行する場合は手動での入金が必要です。

 

手数料自体は低コスト

 

手数料は投資顧問料(クロエ利用料)の年率0.88%(税抜)がかかります。

他の有名なロボアドバイザーでは利用料が年率1.0%(税抜)程度かかることを考えると低コストです。

一方、クロエは国内ETFを投資対象にしています。そのため、ETFにかかる信託報酬等のコストは海外ETFを対象としている他のロボアドバイザーと比べると比較的高くなりがちです。

手数料0.12%の差は海外ETFと国内ETFとの信託報酬の差で逆転される可能性もあります。

なお、売買やリバランスには手数料不要です。

 

契約前に知っておく!クロエ解約・出金方法

 

クロエは投資ですので最終的には終わりが来ます。

「クロエからお金を取り出そう!」「クロエを辞めよう!」と思った時に手数料がかかったり、時間がかかってしまうのではクロエを始めるのも立ち止まってしまいます。

ですのでクロエからお金を出す出金方法とクロエを辞める解約方法は必ず知っておきましょう!

 

<出金・解約方法早見表(詳しくは以下で解説しています)>

出金 解約
手数料 無料 無料
所要時間 4営業日前後 4営業日前後
方法 ネット ネット

※クロエでは一部出金機能が無いので出金と解約は同じ意味です。

 

 

まとめ

 

投資一任型のロボアドバイザー「クロエ」について解説しました。

他のロボアドバイザーが長期運用を前提としていることを考えると、クロエではがっつりとした資産運用ではなく、1年後のPC購入のため、2年後のスマホ購入のためなど、「目標設定や運用もできる高機能な貯金箱」として活用すると良いのかもしれませんね。

 

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