手軽に資産運用できるロボアドバイザー投資ですが、資金を入金して終わりになってはいませんか。
しかしせっかくの機会です。ついでに投資について学んでみたいとは思いませんか。
そのような学びの第一歩にしやすいのが、自分の資産の投資先についての知識です。
そこで、本記事では楽天証券が提供するロボアドバイザー「楽ラップ」の投資先の1つ、「たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け>」について、簡単にご紹介します。
たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け>とは
たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け>は、「アセットマネジメントOne株式会社」が提供する投資信託です。
投資信託とは様々な銘柄を1つのパッケージとして売っている投資商品です。
つまり
「ステート・ストリート新興国株式インデックス・オープン」
=
「日本の金融企業が販売する様々な銘柄をパッケージとした投資商品」
という事になります。
連動する値動き
MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) の値動きとの連動を目指しています。
MSCIエマージング・マーケット・インデックスとは、主要な新興国の株式で構成される株価指数です。
モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が提供する指数で、24カ国の主要銘柄が対象になっています。投資先として、中国がおよそ30%を占めています。
たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け>の構成銘柄は?
投資先の上位10銘柄は以下の通りです。
- TENCENT HOLDINGS LIMITED(テンセント・中国)
- SAMSUNG ELECTRONICS CO LTD(サムスン電子・韓国)
- ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR(アリババグループ・中国)
- TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC(台湾集積回路製造・台湾)
- NASPERS LTD-N SHS(ナスパーズ・南アフリカ)
- CHINA CONSTRUCTION BANK-H(中国建設銀行・中国)
- BAIDU INC-SPON ADR(バイドゥ・中国)
- CHINA MOBILE LTD/HK(中国移動・中国)
- IND & COMM BK OF CHINA – H(中国工商銀行・中国)
- HON HAI PRECISION INDUSTRY(鴻海精密工業・台湾)
中国企業が6企業もありますね。
1位のTENCENT HOLDINGS LIMITED(テンセント)が4.63%、
2位のSAMSUNG ELECTRONICS CO LTD(サムスン電子)が4.29%、
3位のALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR(アリババグループ)が3.75%
を占めています。
楽ラップの投資先の一つである「ステート・ストリート新興国株式インデックス・オープン」と上位10銘柄はほぼ同じです。
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また、投資先を業種別に見ると、上位5業種は以下の通りです。
- 銀行
- インターネットソフトウェア・サービス
- 石油・ガス・消耗燃料
- コンピュータ・周辺機器
- 半導体・半導体製造装置
1位の銀行が15.11%、
2位のインターネットソフトウェア・サービスが10.90%、
3位の石油・ガス・消耗燃料が6.43%
となっていますす。※2017年10月31日時点
たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け>の特徴は?
たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け>が連動を目指すMSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)は、主要新興国24カ国の株式で構成される株価指数です。
その内訳は
中国30%、
インド9%、
ブラジル7%、
ロシア3%、
その他51%
です(2017年12月29日時点)。
そのため、本投資信託への投資は、中国をはじめとする主要新興国の企業を対象とした国際分散投資と同様の効果があります。
分散投資でリスクを抑えつつ、新興国の大きな成長によるリターンが期待されます。
また、信託報酬は年率0.378%(税込)です。
まとめ
楽ラップの投資先の一つであるたわらノーロード 新興国株式<ラップ向け>。
主要新興国の株式に対して国際分散投資ができる投資信託です。
ロボアドバイザー投資への挑戦を機に新興国の企業について学び、国際経済に強くなっていきましょう。
参考:https://wrap.rakuten-sec.co.jp/operation/fund/pdf/02_c_02.pdf(2018年1月19日の投資信託説明書)https://www.msci.com/emerging-markets
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