担保と保全の違い 【ソーシャルレンディング】<分かりやすく解説>

 

ソーシャルレンディングは、「投資家からお金を集めて借り手の企業に貸す」という仕組みです。そのため、貸し倒れのリスクが存在します。

そのような貸し倒れのリスクを低減するために、「担保」「保全」などの措置があります。そのような措置を取る事で投資家のリスクを軽減するのです。

ソーシャルレンディング初心者の中には

「担保や保全という言葉は聞いたことはあるけれど、意味はよく分かっていない」

という方もいるでしょう。

本記事では、担保と保全の違いについても詳しく解説していきます。

 

担保とは

担保とは、「返済が滞ったとき、返済金を調達するために売り払うもの」のことです。

つまり、「万が一お金を返せなくなったときの保険」ですね。

ソーシャルレンディングで取り扱われる担保には、不動産、株式、権利などがあり、大抵の場合、不動産を担保にしていることが多いです。

 

保全とは

保全とは、「ソーシャルレンディング事業者が用意している安全措置」のことです。担保も保全の中に含まれます。

そもそも保全とは

「安全を保つこと」

「保護して安全にすること」

という意味です。

貸付の際に安全措置をとることが「保全」、その保全手段の1つが「担保」というわけです。

保全の内容には、担保だけではなく「経営権利の譲渡」「公正証書での契約」などがあります。

経営がうまくいかなかったときは他社に経営を委ねたり、法律実務のプロが正式な場で契約書を作ったりするやり方もあるということです。

 

「信託保全」という言葉もある

ソーシャルレンディングについて学んでいると、「信託保全」という言葉を目にすることがあるかもしれません。

信託保全も、保全手段の1つです。

 

信託保全とは「ソーシャルレンディング事業者などの金融機関が、投資家から預かったお金を第三者の機関に預けて保護すること」です。

 

第三者に投資家のお金を保護してもらうことで、万が一ソーシャルレンディング事業者が破綻したとしても、投資家の資金を守ることができます。

ただし、株式、FX、投資信託などとは違い、ソーシャルレンディングでは、この信託保全はほとんど採用されていません。

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投資家が預けたお金を管理するのはソーシャルレンディング事業者なので、事業者の経営状態には常に注意しておく必要があります。

 

全案件に担保がついているとは限らない

貸し倒れのリスクを防ぐためには欠かせない担保ですが、すべての案件に担保がついているわけではありません。

担保つきの案件に投資したい場合は、必ず担保の有無を確認するようにしましょう。

どの事業者でも、案件の詳細ページを見れば、担保の有無について記載されています。

もちろん、担保がついているからといって絶対にリスクがないとは言い切れません。しかし、担保なしの案件に比べてリスクが抑えられているのは間違いないでしょう。

 

担保が充実している事業者一覧

ほとんどのソーシャルレンディング事業者で担保保証つきの案件が取り扱われていますが、ここでは特に、全案件に担保がついている事業者をご紹介します。

 

Owners Book

不動産を中心に取り扱う事業者で、全案件に不動産担保がついています。

また、担保評価額(担保がどれくらいの値段で売れるか予測した額のこと)の70~80%までしか貸付していないので、万が一返済が滞った場合でも、担保を売却することで貸し倒れを防ぐことができる可能性は高そうです。

 

ガイアファンディング

アメリカの不動産を専門に取り扱う事業者です。

全案件に不動産担保が設定されており、担保評価額の70%までしか貸付していないので、Owners Bookと同様に貸し倒れのリスクが抑えられています。

 

アメリカンファンディング

ガイアファンディングと同じく、アメリカの不動産を取り扱う事業者です。ガイアファンディングに比べ、小規模なファンドを中心に取り扱っています。

全案件に不動産担保が設定されており、担保評価額の80%までしか貸付していません。

 

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