ロボットアドバイザーの「投資一任契約」とは <分かりやすく解説!>

 

資産運用を全て自動でお任せできるロボットアドバイザー。

ロボットアドバイザーを始める前には必ず「投資一任契約」をする必要があるってご存知でしたか。今回は投資一任契約とは何か、投資一任契約をするときに注意するべき点についてご紹介します。

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投資一任契約とは

投資一任契約とは簡単に言えば

「投資会社が投資家に代わり、株式や債券などの投資運用業務を行うために結ぶ契約」

です。

 

<投資一任契約概略図>

 

ロボットアドバイザーも利用する上ではこの契約が必要になります。

契約を結ぶ前に業者は必ず運用方針などを記載した契約書や約款(やっかん・決まりの一つ一つの条項)を提出し、投資家はそれを確認して契約を結びます。

 

投資一任契約を結ぶことで、投資家は業者に投資を行うために必要な権限を委任することになります。

業者は提案した運用方針に沿って、情報分析や銘柄の選定、数量の決定、売買、資産管理を行い、投資家に対してレポートすることが義務づけられています。

ロボットアドバイザーでは最初にいくつかの質問に答える事で運用方針は決定します。その方針に沿って資産管理する事や、たまに利用者はレポートを受け取る事がありますがこれは投資一任契約に基づいて行われているのです。

 

投資一任契約の業務は許可が必要

業者が投資一任業務を行うには、金融庁の認可を受けなくてはなりません。

ロボットアドバイザーのほかに、証券会社が個人投資家に向けに資産管理を行う「ラップ口座」も投資一任業務のひとつです。ラップ口座はロボットアドバイザーと異なり、「AI」ではなく「人」が顧客の資産運用をするサービスです。

(参考:ファンドラップとは <投資初心者にも分かりやすく解説>

 

ロボットアドバイザーは取り扱っている主な投資商品であるETFの売買手数料や為替手数料などの費用は業者が負担し、投資家は資産残高から一定量率の手数料(おおむね1%ほど)を課されるのが主なサービススタイルです。

 

投資一任契約の注意点

投資一任契約を結ぶ際の注意点に、「クーリング・オフが適用されない」点があります。

クーリング・オフとは本来は「頭を冷やす」という意味で、業者となんらかの販売契約を結んだあとでも、一定期間内に書面で通知をすれば、無条件で解約ができる制度です。

訪問販売や電話勧誘販売を扱う「特定商取引法」という法律で定められており、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

<クーリング・オフ>

 

 

実は同じ投資運用業でも「投資顧問契約」という契約はクーリング・オフができるのです。

投資顧問契約とは

業者が投資家に対して投資に関するアドバイスを行い、投資家はアドバイスに対して報酬を支払う契約

のこと。

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ロボットアドバイザーでも利用される「投資一任契約」と「投資顧問契約」の違いは、最終的な投資判断、どの商品をどのくらい買うかなどは投資家自身が行う点にあります。

ちなみに投資顧問契約の場合、契約後に契約書面を受け取ってから10日間はクーリング・オフが可能です。

もしもロボットアドバイザーで投資一任契約を結んだあとに、「やはり止めたい」と思った場合は、解約の手続きをする必要があります。以下で説明しますが、無条件で解約できるわけではないので注意が必要です。

 

ロボットアドバイザーをやめたい場合は

ロボットアドバイザーを契約してから、やはり止めたいと思った場合、解約の手続きを行うことになります。

会社によって多少手続きの流れやルールに違いがありますので、ここでは主なロボットアドバイザー「Wealth Navi」「楽ラップ」「THEO」の解約方法について簡単にご紹介します。

 

Wealth Naviの場合

サポートセンターへ口座解約したい旨を連絡し、後日送られてくる書面に記入し手続きをします。

口座の解約を行うには事前に出金手続きをし、自動積立を行っている場合は、自動積立の解除手続きが必要です。

ただしWealthNaviの場合は口座から全額出金手続きをすると自動的に運用がストップし、入金がない期間の運用手数料はかかりません。口座はそのまま登録されている状態なので、また運用を始めたいタイミングで入金し、サービスを受けることができます。

楽ラップの場合

Webサイト上で解約の申し込みができます。楽ラップに新規で申し込み後、運用が開始された日の翌々月から解約の手続きが可能になります。

解約の申請後10営業日以内に証券総合口座へ入金されます。

THEOの場合

Webサイト上で解約の手続きが可能です。

解約手続き後、あらかじめ登録してある出金先口座へおよそ8営業日で入金されます。

 

ロボットアドバイザーを解約する際の注意点は「解約の手続きをしてから現金化するまでに数日かかる」点です。

運用手数料が差し引かれた分が入金される点も頭に入れておく必要がありそうです。また、解約してアカウントが削除されると確定申告などで必要な書類のダウンロードが難しくなる場合があります。

 

<まとめ>事前に契約書の内容を確認しましょう

ロボットアドバイザーを始める前に結ぶ「投資一任契約」とは、ロボットアドバイザーを提供している会社へ投資を行うときに必要な権限を委託し、代わりに資産運用を行ってもらう契約のこと。

クーリング・オフは適用されないので、契約を結んだあとに「やめたい」と思った場合は解約手続きを行う流れになります。

解約する際の注意点は、「現金化するまでに数日かかること」「運用手数料が差し引かれること」の2点。

 

投資一任契約を結ぶ前に必ず「投資一任契約書」や契約の取り決めについて書かれた「約款(やっかん)」などの書類が提出されます。

書類には運用を開始する前に注意するべきこと、ロボットアドバイザーのリスク、運用方針、手数料などが記載されています。契約書を読むのはちょっと面倒…と感じるかもしれませんが、大切なお金を預けることなので、契約を結ぶ前に目を通して気になる点は事前に確認しておきましょう。

 

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