ソーシャルレンディングの早期償還とは/メリットデメリット <金利収入を確実に増やすためのステップ>

 

ソーシャルレンディングで度々発生する「早期償還」。その言葉の意味と投資家への影響を知っておかないと、金利収入が半減しても気がつかないということもありえます!

早期償還は投資家にとって良いのか悪いのか、ソーシャルレンディング初心者でも分かるように一から説明いたします。

 

早期償還とは

早期償還とは、予定よりも早く借り手の返済が完了することです。「償還」は、貸したお金を返済してもらうことです。

ソーシャルレンディングの案件には、必ず返済予定日が設定されています。借り手は、その予定日よりも早めに返済を完了してもよいことになっています。

これだけ聞くと、早期償還は投資家にとってありがたいことだと思うかもしれません。返済が間に合わなくて貸し倒れになる心配が常にある中で、早々とお金を返してくれるなんて理想的に思えるでしょう。
しかし、早期償還には思わぬデメリットもあります。

早期償還は借りる側の権利で、投資家がコントロールできるものではありません。しかし、より確実に利益を上げるために、早期償還が投資家にとってどのような影響を与えるのか知っておく必要があります。

 

早期償還のデメリット

一見何の心配も必要なさそうな早期償還ですが、投資家にとっては以下のような2つのデメリットがあります。

 

金利による収益が減る

他の貸金事業と同じく、ソーシャルレンディングでは、貸したお金に金利をつけて返済してもらいます。その金利が投資家の収益です。

そのため、早めにお金を返してもらうと、期待していた金利の収益が入ってこなくなってしまいます。

具体例を出して説明しましょう。例えば、「運用期間1年、年間利回り12%」という案件に10万円投資したとします。すると本来なら、1年間で得られる金利収入は以下の通りです。
10
万円×12%=12,000

しかし、もし半年で早期償還になったとしたら、金利による収益は半額の6,000円になってしまいます。早期償還により、残り半年分の金利収入である6,000円を受け取ることができなくなるのです。

単純に言ってしまえば、返済が長引くほど長く金利をかけられるので、金利による収益は増えます。反対に、短い期間しか金利をかけられなければ、当然金利収入は減ってしまいます。

ただし、返済予定日を過ぎるほど返済が長引いた場合は、早期償還のデメリット以上のリスクが発生するので、とにかく返済が長引けばよいということではありません。これについては、下記の「早期償還のメリット」で詳しく解説します。

あくまで投資家にとっての理想は、「返済予定日ちょうどに返済が完了する」ということです。

 

次の案件を見つけるまで金利収入が入ってこない

早期償還で早めに元本が戻ってくると、その元本で得られていた金利収入がなくなってしまいます。そのため、すぐに次の案件を見つけて投資しないと、いつまでも金利収入が増えません。

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しかし、ソーシャルレンディングの案件では投資実行日が決められており、その日にならないと借りたお金を投資してもらえません。
そのため、運良くすぐに次の案件を見つけて投資できたとしても、貸したお金をその日に運用してもらえるわけではないので、即座に金利収入を増やすことは難しいのです。

 

早期償還のメリット

最初に早期償還のデメリットを紹介しましたが、早期償還にはメリットもあります。

ここに書かれている早期償還のメリットとデメリットを把握しておけば、必ず今後の投資に役立つでしょう。

 

返済遅延や貸し倒れの心配が減る

早期償還が発生するのは、お金を借りた企業の返済能力が高い証拠だと考えることもできます。

ただし、早期償還は「借り換え」によって起こる場合もあります。借り換えとは、お金を借りる相手を変えるために、他の場所から借りたお金で、今現在お金を借りている相手に返済することです。

そのため、早期償還してくれたからといって企業の返済能力を盲信すべきではありません。しかし、借りたお金を素早く返済できる企業は、返済遅延や貸し倒れを発生させる企業よりもいくらか安心です。

もし、返済遅延が起きたら、元本がなかなか手元に戻らず次の投資に手間取ります。貸し倒れが起きたら、投資家にはまったくお金が返らず、投資金をまるごと失う危険性もあります。

上で挙げた「運用期間1年、年間利回り12%の案件に10万円投資した」という例を用いると、貸し倒れ、返済遅延、早期償還の損失は、最悪の場合それぞれ以下のようになります。

・  貸し倒れ:元本10万円+金利収益12,000=112,000円の損失

・  返済遅延: 返済完了まで元本10万円の拘束+遅延後の金利収益の損失

・  早期償還:半年で返済が完了したとしてもその後運用しなければ機会損失は6,000

いかに貸し倒れや返済遅延のリスクが高いかお分かりいただけたでしょうか。その2つに比べれば、早期償還のリスクはかなり低い方です。

 

収益にボーナスがつくこともある

Owners Bookでは、早期償還が行われ、かつ予定よりも不動産事業の収益が多かった場合、投資家への分配金にボーナスがつくこともあります。

すべての案件にボーナスがつくわけではありませんが、Owners Bookでは、早期償還ボーナスで利回りが2倍近くになった例もあります。

 

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