アクティブファンドとインデックスファンドの違い <初心者にも分かりやすく解説>

 

投資信託をしている方なら「アクティブファンド」と「インデックスファンド」という2つの言葉を聞いた事があるかもしれません。

この2種類のファンドって具体的にどう違うのか気になりますよね。そこで今回はアクティブファンドとインデックスファンドの違いについてわかりやすく解説していきます。

 

アクティブファンドとは

アクティブファンド(active fund)とは証券投資信託のひとつで、証券会社が商品化したファンドの基準価格が平均株価指数(ベンチマーク)と呼ばれる指標よりも常に上回るように運用しているものを言います。

ファンドはベンチマークと呼ばれる株価指数などを目標としています。このベンチマークはさまざまで、ファンドによって異なります。たとえば、ベンチマークが日経平均株価(日経225)だとします。するとそのアクティブファンドの場合はこの日経平均株価の年間利回りを上回るような運用を目指します。

もちろん、高い運用成果を保証するものではありません。リスクを取って日経平均などの市場平均よりも高いリターンを目指す投資と言えます。

参考:アクティブファンドとは? <投資初心者にも分かりやすく解説>

 

インデックスファンドとは

インデックスファンド(index fund)とは証券投資信託のひとつで、ファンドの価格(基準価格と言います)が平均株価指数に連動して値動きするように運用したものを言います。例えば国内株であれば日経平均株価(日経225)、TOPIX(東証株価指数)を指標(インデックス)として利用し、同じ値動きをするように運用する投資信託のことです。

投資信託とは複数の銘柄の投資商品を選び一つのまとまりのパック商品にしたものを言います。株式投資信託であれば複数の株式銘柄を集めて一つのパック商品である投資信託を作ります。

パッシブ投資とも言われるこのインデックスファンドの手法は1971年に米国で開発され、日本でも急速に普及しました。ちなみに米国ではダウ平均株価やナスダック総合指数などに連動して運用しています。

参考:インデックスファンドとは? <投資初心者にもかりやすく解説>

 

アクティブファンドとインデックスファンドの違い

運用目標がインデックスファンドを上回るのがアクティブファンド

インデックスファンドでは値動きがベンチマークの変化と同じようになるように運用されています。ベンチマークとは株式とか債券などの特定の市場における銘柄全体の平均値ともいうべき指数です。

つまりインデックスファンドを購入するということは、市場に出回っている株式や債券すべてに対して分散投資するような形となります。

スポンサー

 

一方、アクティブファンドはベンチマークを上回る成果を目指す投資信託です。アクティブファンドでは平均株価が5%値上がったらファンドの価格を10%の値上がりを目指すような運用を行います。値上がりが見込める銘柄に対して積極的に投資することで高いリターンを目指します。

 

信託報酬(手数料)が高いのがアクティブファンド

投資信託で資産運用するにあたり信託報酬という手数料を払い続ける必要があります。アクティブファンドではこの信託報酬が高く設定されていることが多いです。

アクティブファンドではベンチマークを上回る成果を目標としており、ベンチマークと連動するような銘柄構成にすることができません。ベンチマークを上回るために、値下がりそうな銘柄は組み入れず、値上がりそうな銘柄を選択して組み入れるなどの運用が必要です。

アクティブファンドを運用するにあたり、市場の調査を行ったり、どのような銘柄を組み入れるのか戦略を立てたりなど、運用するにあたり多くの人が関わります。そのためインデックスファンドに比べ多くの人件費がかかることになり、信託報酬が高くなってしまうのです。

※信託報酬とは

信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる手数料で、運用会社が投資信託を顧客に代わって運用するために、運用代行費用として徴収しているものです。

ただし、別途支払うのではなく信託財産の中から「純資産総額に対して何%」といった形で毎日差し引かれます。この信託報酬の金額はファンドごとに定められており、どの証券会社(銀行)で購入しても手数料は同じとなります。

参考:信託報酬とは <投資初心者にもわかりやすく解説>

 

リスクが高いのがアクティブファンド

アクティブファンドは信託報酬が高いだけでなく、特定の銘柄に対して集中的に投資するという手法でもあるので、場合によっては元本を大きく割り込む可能性もあります。

さらに、高い信託財産留保額も必要なファンドもあります。ベンチマークを上回る成果を目指すということは、逆にそれだけの損失が発生する可能性もあることを理解しておく必要があります。

 

まとめ

現在、日本の投資信託の9割がアクティブファンドであると言われています。長期的に投資信託を行うケースではインデックスファンドの方が優位ですが、ベンチマーク以上のパフォーマンスで運用できるアクティブファンドも魅力的です。

インデックスファンドへの投資をしつつ、資産の一部をアクティブファンドに投資するというパッシブ・コア戦術という投資方法もあります。このように2つを組み合わせて自分専用のポートフォリオを作ってみるのもよいでしょう。

 

こちらもどうぞ

投資信託・ETFの『経費率』とは <ロボアド投資にも使える金融用語>

投資信託とETFの違い <初心者にも分かりやすく解説>