信託報酬とは <投資初心者にもわかりやすく解説>

 

FinTechサービスを利用する際などにも「信託報酬」という言葉は出てきます。例えばロボットアドバイザーなどでも投資先に投資信託があるので信託報酬とリターンの関係など、言葉の意味を知っておくと良いでしょう。

 

信託報酬とは

信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる手数料で、運用会社が投資信託を顧客に代わって運用するために、運用代行費用として徴収しているものです。

ただし、別途支払うのではなく信託財産の中から「純資産総額に対して何%」といった形で毎日差し引かれます。この信託報酬の金額はファンドごとに定められており、どの証券会社(銀行)で購入しても手数料は同じとなります。

また、銀行や証券会社のような「販売会社」に対して支払う手数料、そして私たちが預けた資産を管理する「信託銀行」への手数料、これらすべてをトータルして「信託報酬(管理手数料)」と呼んでいます。

また信託報酬と似たような意味で用いられる「経費率」という言葉もあります。経費率はETFなどの費用として使われる言葉なので合わせて覚えておいても良いでしょう。(参考:投資信託・ETFの『経費率』とは <ロボアド投資にも使える金融用語>

 

信託報酬の計算方法

信託報酬は「年率」で表記されることが多いですが、実際は日々計算されて毎日差し引かれます。計算式は以下の通りです。

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・日々の信託報酬額 = 基準価格×(信託報酬率÷365)

例えば信託報酬が1%の投資信託で、現在の自分の時価資産残高が30万円の場合、

300,000×(1% ÷ 365)=8円

が1日に支払う信託報酬額となります。

資産残高は日々変動しますので、毎日の値上がり・値下がりによって信託報酬の実額も変わっていきます。また基準価額はすでに信託報酬が差し引かれた金額が記載されるため、投資する側としては信託報酬をいくら支払っているのかを、毎日、正確に把握することは難しいのが現状です。

正確に支払った信託報酬を知りたい場合は、運用会社から毎年発行される運用報告書などで確認することができます。

 

信託報酬の目安

具体的な投資における信託報酬の目安ということについてですが、投資対象や方針によって大きく異なるので一概に示すことはできません。具体的な水準についてはそれぞれの投資信託ごとに調べる必要があります。

ただし、ベンチマークや参考指標などからそれぞれのファンドの運用方針を見ることはできるので、同じような運用方針のファンドを見比べながら水準を見比べていくと良いでしょう。

 

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