ロボットアドバイザーの利回りはどのくらい? <利回りの意味とリスクを知る>

 

資産運用を全自動で行ってくれるロボットアドバイザー。気になる人も増えているのではないでしょうか。

興味を持ってロボットアドバイザーや投資のことを調べると必ず目にする「利回り」と「リターン」の文字。当たり前のように使われているこの言葉たちですが、そもそもどういう意味なのか、利回りとリターンは違うのか、疑問に思ったことはありませんか。ここでは投資初心者の方にもわかりやすく解説をしていきます。

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利回りとは

利回りとは、投資元本に対する利益の割合のこと。1年単位の%で表します。

つまり100万円が元本で1年後に120万円に資産が増えたら20万円の利益なので利回りは20%となります。半年で120万円になれば期間が半分なので(通常利回りは1年単位の%で表します)利回りは倍になり40%となります。

また「利率」と「利回り」では意味が違い、利率とは額面全額に対する利子のことです。利回りは利息以外の収益も含めて計算するという違いがあります。 不動産投資では「表面利回り」株式投資では「配当利回り」と、投資商品によって呼び方が異なります。

(参考:利回りとは <資産運用初心者が押さえておくべき知識>

 

利回りとリターンは違う?

「リターン」という言葉もよく目にします。リターンは、利回りと同じく収益率という意味か、もしくは単純に利益がいくらだったかという意味で使われます。つまり利回りもリターンもほぼ同じ意味で使われます。

リターンは3種類あり、株式の配当や預金・債券の利子のことを「インカムリターン(インカムゲイン)」、株式や債券の値上がりによる利益のことを「プライスリターン(キャピタルゲイン・ロス)」、そしてインカムリターンとプライスリータンを合わせて「トータルリターン」といいます。

 

ロボットアドバイザーのリターン

ロボットアドバイザーのWebサイト等で目にする「リターン」も、利回りと同じ意味です。

ロボットアドバイザーの利用には概ね1%の手数料が発生します。ロボットアドバイザーのリターンとは、ロボットが資産運用をし、約1%の手数料を控除して利益はどのくらいになるかを指します。

 

ロボットアドバイザーの利回りの計算方法

ロボットアドバイザーのリターンも、他の投資商品の利回りと同様に以下の計算方法で確認することができます。

利回り(%)=(利益÷元本)/運用年数×100

例えば、元本200万円を1年間運用し、12万円の利益が出た場合の計算式は以下のようになります。

{12万円(利益)÷200万円(元本)}÷365/365(運用年数)×100=6

よってこの場合の利回りは6%ということになります。

 

利回りは投資効率を測るためのもの

利回りは金額だけで見ると判断しづらい投資効率を測るときに役立ちます。

例えば、

(A)1,500万円を2年運用して1,620万円になった場合

(B)300万円を1年運用して315万円になった場合

どちらの方が投資効率はいいでしょうか。利回りを計算してみましょう。

Aの場合 {(1620万円-1500万円(利益))÷1500万円}÷2年×100=4

Bの場合 {(315万円-300万円(利益))÷300万円}÷1年×100=5

Aの場合の利回りは4%に対し、Bは5%でした。このように、利益の金額だけで見るとAの方が大きいので一見わからなくなりますが、Bの方が投資元本に対する収益率、投資効率が高いのです。

 

リスクとリターン

「リターン」に対し「リスク」という言葉がセットでよく出てきますよね。この「リスク」とは投資信託やETFで将来予想される「値動きの振れ幅」のことです。

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リスクとリターンは表裏一体で、ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンというフレーズは投資に限らず世の中に浸透しています。将来大きなリターンが期待される商品ほど、値動きの幅が大きくなるため自然とリスクも大きくなるのです。

 

資産クラスごとに異なるリスクとリターン

上記でご紹介した「リターン」とは過去の実績からの計算ですが、将来どのくらいの収益が期待できるかということを「期待リターン」と呼びます。

株式は債券に比べ値動きの幅が大きく、期待リターンとリスクも大きくなります。また同じ債券でも海外債券は国内債券よりリスクが高いといわれています。

資産クラスによって期待リターンとリスクは異なるのです。ロボットアドバイザー「WealthNavi」では扱っている資産クラスごとに期待リターンとリスクを公開しています。

資産クラスとは

資産クラスとは、同じような特徴を持つ投資対象の分類のことをいいます。例えば違う株式銘柄でも国内株式なら同じ資産クラスの投資対象になります。

詳しくはこちら資産クラスとは <分散投資をする上で重要な知識・ロボアド>をご参照ください。

 

<Wealth Naviの期待リターンとリスク(資産クラス別)>

資産クラス 期待リターン リスク
米国株 6.7% 12.0%
日欧株 7.8% 14.8%
新興国株 8.5% 18.1%
米国債券 2.5% 2.0%
物価連動債 2.7% 4.6%
3.8% 16.7%
不動産 6.7% 16.6%

※WealthNaviのデータを元に作成

 

ロボットアドバイザーではまずいくつかの質問でユーザーのリスク許容度を確認します。リスク許容度が低いほどリスクの低い債券への投資割合が高くなり、反対にリスク許容度が高いほど株式の割合が高くなります。

一つの資産クラスだけでなく複数の資産クラスに分散して投資することで、より安定性のある投資を行うことができます。

(参考:ロボットアドバイザーのリスクとは?

 

まとめ

ロボットアドバイザーに限らず投資の世界で必ず目にする「利回り」と「リターン」。意味は同じで「投資元本に対する利益の割合」のこと。ロボットアドバイザーのリターンとは、運用後、手数料を引いてどのくらいの利益が出たかを指します。実際に「利回り」を計算すると、利益額だけでは分かりづらい投資効率を判断できます。

また将来のリターンを「期待リターン」と呼びます。リターンと対で使われるリスクとは将来の値動きの幅のこと。

リスクとリターンは株式や債券などの資産クラスによって異なります。ロボットアドバイザーはリスク許容度によって資産クラスの割合を変えたポートフォリオがあり、ユーザーに最適なポートフォリオに沿って資産運用を行います。

ロボットアドバイザーを選択する時にぜひ利回りと期待リターン、リスクもチェックしてみてくださいね。

 

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