デフォルトとは <誰にでも分かりやすく解説>

 

デフォルトとは

デフォルト(default)とは債務不履行のことで、債券投資で投資者に対し、契約どおりに元本や利息の支払いがされない状態を言います。

企業や個人だけでなく、国もデフォルトになることがあります。債券の発行元である国や企業が、財政難や破綻、倒産などを理由にデフォルトが生じるのです。発展途上国などでは金融情勢の変化により、デフォルトが起こることもあります。

 

デフォルトのリスク

デフォルトのリスクは格付け機関が格付けしたランクで判断できます。

格付け機関のひとつ、S&P社はAAA~Dまでの10段階で評価。デフォルトのリスクをランクで示し、BB以下の債券はデフォルトのリスクが高く、投資不適格と判断されるのです。

 

国のデフォルトについて

国のデフォルトは国家の破綻です。その国自身の力で経済政策運営ができなくなり、国の借金も返せない状況を言います。デフォルトした国はしばらく国債を発行できなくなり、国債を発行できるようになっても信頼を失っているため、投資家からの資金調達が困難です。

過去にデフォルトした国はアルゼンチンやロシア、ドミニカ、インドネシアなど数多くあります。

デフォルトはその国だけの問題でなく、他の国にも大きな影響を及ぼします。ギリシャの経済危機が良い例でしょう。ギリシャの国債暴落により、アイルランドやポルトガル、スペイン、イタリアへも信用不安が波及。EUを巻き込んだ金融危機へと陥りました。

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国のデフォルトを防ぐには国内外の信用を失わないことが重要です。財政運営を工夫し、国の財政が維持できる可能性の信用を得なければなりません。また、安定した経済成長を将来も続けられるのかも信用の判断材料として注目されます。信用を得て、高ランクの格付けを維持し続けることで、デフォルトのリスクを抑えられるのです。

 

企業のデフォルトについて

大企業といえども安心はできません。どんなに大きな企業でもデフォルトするリスクは大いにあります。例として2010年に経営破綻をしたJAL(日本航空)が挙げられます。JALの経営破綻は、政府支援を受ける企業の社債で初めてのデフォルトと言われています。

企業が破綻した場合、民事再生法または会社更生法などの破産法令に基づいて処理が行われ、債権者は一定の弁済を受けることになります。デフォルトしたからといって、投資していたお金がゼロになるというわけではありません。

ひとつの企業のデフォルトをきっかけに、社債の市場全体に負の連鎖が広がることもあります。

 

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