投資信託・ETFの『経費率』とは <ロボアド投資にも使える金融用語>

 

投資信託・ETFの『経費率』とは

ロボアドバイザー投資について調べているときに目にする「経費率」という言葉、手数料の一種なのかなとは思うものの、具体的に何なのかよく分かりませんよね。

似たような言葉に「信託報酬」があったりして、いったいどう違うのかますます混乱してきます。そこで今回は、投資信託やETFの「経費率」とは何なのかについて簡単に説明します。

 

簡単に言えば

・「経費率」は運用資産から実際にファンドに支払うコスト全体

・「信託報酬」は運用資産からファンドに支払うコストのうちの一つ

なので「経費率の中に信託報酬が含まれている」のですがこれを理解する為には投資信託やETFではどのようなコストがかかるのかを知る必要があります。以下でその解説をします。

 

そもそも、投資信託やETFにかかるコストとは

投資信託やETFでは、購入や運用に対する主な手数料として、以下の2種類の負担が必要となります。

 

1つは、売買の際にかかる「販売手数料(投資信託)」や「売買委託手数料(ETF)」といったもの。これらは、投資信託やETFを購入する際に窓口となっている販売会社(銀行・証券会社等)に支払う手数料のことです。

株式の売買でも手数料を証券会社に支払いますが、それと同じようなものとイメージできます。

 

もう1つは、投資信託やETFの運用にかかる「信託報酬」。これは、実際に資産を運用する会社に支払う手数料です。運用資産に対して年率がかけられ、それが日割り計算されて運用資産から毎日支払われます。(信託報酬について詳しくはこちら信託報酬とは <投資初心者にもわかりやすく解説>をご参照ください。)

 

また、資産を運用するファンドにおける諸経費有価証券を売買する際にかかる手数料が信託報酬と同様にファンドへの信託財産から支払われます。

他にも、ETF等の売買差額であるスプレッドや税金、海外ETFの場合は日本円から米ドル等への為替コストといったものも、投資信託やETFによる資産運用においてかかりうるコストです。

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経費率は信託報酬を含めたコストの総体

ETFの説明などを読むと、「信託報酬(経費率)」などとして同じもののように記載されている場合があります。

信託報酬と経費率はどのような関係にあるのでしょうか。

 

一般に経費率は、信託報酬に加えてその他の諸経費等が含まれた全体の手数料を表します。そして、米国上場のETFなどでは経費率という表記が使用されているケースが多いです。

 

一方で国内ETFや投資信託では、経費率ではなく信託報酬が示される場合が多く、実際に支払うことになる手数料は信託報酬に加えてファンドの諸経費や有価証券を売買する際にかかる手数料まで含んだものになります。

 

つまり、「経費率の中に信託報酬が含まれている」という捉え方が出来ます。

運用資産からファンドに支払う諸々の手数料・報酬等が一括で表示されている経費率の方が、ユーザーからすると分かりやすいですよね。

 

まとめ

今回はロボアドバイザー投資でもよく目にする「経費率」についてのお話でした。

投資信託やETFについて調べる中で「経費率」や「信託報酬」がごちゃごちゃと出てきて分かりにくいことがありますが、ひとまず一般的には

・「経費率」は運用資産から実際にファンドに支払うコスト全体

・「信託報酬」は運用資産からファンドに支払うコストのうちの一つ

という意味だと理解しておけばよいでしょう。

 

経費率などの手数料について知らなくてもロボアドバイザー投資は出来ます。

しかし、自分のお金がどのように運用され、どのように使われているのかを知っておくことは、投資先を見極め、損や詐欺を防ぐことにも繋がります。

せっかくロボアドバイザー投資でETFや投資信託に関わっているのですから、これを機会に投資について詳しくなっていきましょう。

 

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