投資信託とETFの違い <初心者にも分かりやすく解説>

 

投資初心者にとって身近な金融商品の1つが「投資信託」です。投資信託とは投資家から集めた資金を専門家が株式や債券などに運用することで利益を得る仕組みです。投資信託はさらに「(一般の)投資信託」と「ETFExchange Traded Fund)」の2つに分類することが出来ます。今回は投資信託とETFの違いについて見ていきましょう。

 

(一般の)投資信託とは 

投資信託とは、投資家から集めたお金で株や債券などをまとめて購入しプロが運用、それによって生まれた利益を分配する投資商品です。インフレ期待とNISA(少額投資非課税制度)の導入により、2013年ごろから商品数が急増しました。

様々な金融商品を1つにパッケージしているため、1つ投資信託を購入すると自動的に分散投資することができるのはメリットです。元本の保証はなく、元本割れのリスクがあります。

また株式投資や債券購入とは異なり多くの対象の中から一つを選ぶ、というような初心者には困難な段階を踏むことが必要なく、投資のプロに資産運用を任せる事ができるというメリットがあります。(「アクティブファンド※後述」の場合は特に)逆に言えば資産運用がある程度人任せになってしまうので自身で運用したいという方にはあまり向いていません。

 

投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドという2種類の運用方針に大きく分ける事ができます。

アクティブファンド

市場平均プラスαの利益を目指します。アクティブファンドと呼ばれます。市場平均よりも利益を目指すので市場がどのような時でもプラスの利益を出せる可能性もありますが逆に投資信託の運用失敗により損失が広がってしまう場合もあります。アクティブファンドについて詳しくはこちら

インデックスファンド

日経平均株価などに連動した運用を目指す。インデックスファンドと呼ばれます。市場が盛り上がれば利益が増え、盛り下がれば損失が出てしまうという平均的な結果を求めるのに向いています。インデックスファンドについて詳しくはこちら

 

 

ETFとは

一方ETFは「株価指数連動型上場投資信託」のことで、日本では20017月から取引できるようになりました。ETFは一般の企業と同様に「上場」しています。そのため証券取引所では通常の株式と同じように自由に購入・売却することができ、指値・成行で注文することも可能です。投資信託は基本的に1日1回価格が決まり、その価格で購入・売却することになります。

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ETFはTOPIXや日経平均株価などに連動するように設計されており、株価指標を対象としたインデックス型投資信託の1つと言えます。運用方法としてはパッシブ運用になります。インデックスファンドそのものが金融商品取引所に上場していると考えればよいでしょう。

 

 

 

ETFと投資信託の違い

 

ETFは手数料が少ない

一般の投資信託では証券会社や銀行など、売買に関わった会社も信託報酬を受け取る仕組みになっています。しかし、ETFは金融機関の窓口で販売されるのではなく、すでに市場で取引されているものを買うだけなので、販売会社への報酬(信託報酬)の支払いが不要です。そのためETFは一般の投資信託と比べて手数料が割安になっています。

信託報酬について詳しくはこちら信託報酬とは <投資初心者にもわかりやすく解説>をご参照ください。 

 

ETFはリアルタイムで取引ができる

一般の投資信託では取引終了後に公表される基準価額での取引となり、売買は1日に1回だけしか行えません。しかしETFは取引所に上場しているため、値段がリアルタイムで変化していきます。取引時間中はパソコンやスマホから銘柄の確認ができ、日中なら何度でも売買することができます。

 

ETFでは信用取引ができる

信用取引とは投資家が証券会社から株式の買付代金や株式を借りて取引することです。資金を借りて株式を買うことを「信用買い」で、株式を借りて売ることは「信用売り」といいます。これはETFが上場していることならではの取引方法です。ETFでは信用取引が利用できます。

 

ETFの分配金は自動で再投資できない

ETFでは分配金は自動では再投資できません。ETFの分配金で再投資したい場合は、自分で分配金を投資しなくてはなりません。一方、一般の投資信託では分配金は自動で再投資することができます。

 

まとめ

ETFは一般の投資信託のように分散投資できるという点と、株式投資のような柔軟な取引ができる利便性の両方を兼ね備えた投資家にとってとても魅力的な金融商品です。一般の株式と比べてETFの歴史は浅いのですが、東京証券取引所において上場しているETF200銘柄以上あり、これからの成長が期待できる金融商品といえるでしょう。

 

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