ソーシャルレンディングのポートフォリオの作り方 <初心者向け>

 

ソーシャルレンディングは資産運用の一つなのでポートフォリオを作成することが大切です。自身の運用状況を把握するためにもここではソーシャルレンディング投資のポートフォリオの作り方を解説していきます。

 

ポートフォリオは分散投資に必須

投資していると必ず聞くことがある「ポートフォリオ」。金融業界でいうポートフォリオとは、「投資家が所持している金融商品の内容」のことです。
ポートフォリオの詳しい解説は、こちらをご参照ください。

ポートフォリオは、投資効率の向上や、リスクの見直しのためなどに利用します。また、ポートフォリオがあれば、効率的に分散投資することができます。
ソーシャルレンディングでは、リスクを減らすために分散投資が必要なので、ポートフォリオを見ながら資産の運用方法を管理していくのが基本です。

しかし、ソーシャルレンディングを始めたばかりで投資経験がない方の中には、「ポートフォリオを作った方がいいのは分かるけど、具体的な作り方が分からない」と悩んでいる方もいるでしょう。
そのような方々のために、ソーシャルレンディングで使えるポートフォリオの作り方を解説します。

 

初心者でもできる!簡単なポートフォリオの作り方

ソーシャルレンディングは、案件や投資回数が株やFXなどよりも少なく、価格変動もほとんどないので、比較的簡単にポートフォリオを作ることができます。

ポートフォリオには決まった形式や項目があるわけではないので、自分で必要だと思う項目をまとめておきましょう。
それでも「何を書いたらいいか分からない」という場合は、まず以下の10項目を盛り込んでおくといいでしょう。

 

・事業者名

どのソーシャルレンディング事業者で投資したのかきちんと把握していないと、後々ポートフォリオの内容を分析するときに手間取ることになります。

(参考:ソーシャルレンディング事業者の比較

 

・投資額の合計

すべての事業者、すべての案件で投資した金額の合計です。投資できる残金を確認するという意味でも、必ず把握しておきましょう。

 

・1案件ごとの投資額

「○○という案件に△万円投資した」という記録です。

 

・利回り

各案件の利回りです。ここから平均利回りが分かれば、おおよその利益が予想できます。(参考:利回りとは

 

・運用期間

運用期間がリターンに大きく関わってくることもあるので、ぜひ書き留めておきましょう。また、返済完了予定日も記載しておきましょう。

 

・投資テーマ

「どんな事業内容の案件に投資したか」を表す項目です。国内事業型、国内不動産型、エネルギー開発型、海外事業型、海外不動産型、マイクロファイナンスローンなどの項目に分けておくと、分散投資の目安になります。

(参考:ソーシャルレンディング投資先の種類

 

・投資した事業者数

「何社で投資しているのか」を示す合計値です。

 

・投資した案件数

スポンサー

「いくつの案件に投資しているのか」を示す合計値です。事業者別と総合計のどちらも記録しておくといいでしょう。

 

・事業者別投資率

どの会社にどれくらい投資しているかの割合です。各社の投資額と、全投資額の合計から算出します。

 

・テーマ分散率

上記の「投資テーマ」で挙げた国内事業や海外不動産など、どのようなテーマに投資しているのかの割合です。リスクの管理に必要です。詳しくは、下記の「ポートフォリオ活用法」で解説します。

 

ポートフォリオ活用法

せっかくできたポートフォリオを見ないままにしておくのはもったいないですよね。ポートフォリオを作っただけで満足せず、実際に活用してみましょう。

では、上記のようにポートフォリオを作った場合の活用例を示します。

 

・運用期間を見直す

あまり運用期間が長い案件ばかり取り扱っていると、毎月元本の一部を返済してくれる案件ではなかった場合、元本がなかなか手元に返ってきません。

また、複数の案件で返済完了日が重複していた場合も、それだけ元本が手元に戻ってくる機会が減ってしまいます。
そのため、返済完了日が案件によってなるべくバラバラになるように調整する必要があります。

 

・・投資する事業者数を増やす

どの事業者でも貸し倒れや延滞のリスクはあるので、あまり1社だけを信用しすぎず、複数の事業者で投資しておく必要があります。
「投資した事業者数」が少ない場合は、他社でも投資するように心がけましょう。

 

・・「投資した案件数」から、投資スタイルを見直す

これも「投資した事業者数」と同じで、案件数が少なければ分散投資できているとは言えないでしょう。
また、「自分は何日につき何件投資している」などの投資ペースが分かりやすくなり、今後投資スタイルを調整するときに活用できます。

 

・・1案件あたりの平均投資額を計算する

1案件ごとの投資額」から、平均投資額を計算します。
これがあまり偏っていると、大きな額を投資した案件で貸し倒れや延滞があった場合、リスクが高くなってしまいます。

 

・事業者別投資率を分析する

「事業者別投資率」は、分散投資できているか確認するためには欠かせない指標です。決まった数値はありませんが、「1社に投資する額を、投資金全額の30%以下に抑える」というのが1つの目安です。

 

・テーマ分散率を見直す

投資対象のテーマが偏っていると、社会の動きによって市場に影響が出たときのリスクが増えます。目安としては、1つのテーマが全体の半分以上を占めていなければよいでしょう。

例えば、国内不動産の価格が下落したとき、国内不動産の案件ばかりに投資していると、最悪貸し倒れが発生する可能性もあります。

そのようなリスクを減らすため、国内・海外の両案件に投資したり、様々なジャンルの案件に投資したりするとよいでしょう。

 

こちらもどうぞ

ソーシャルレンディングで分散投資する方法

ソーシャルレンディング初心者入門