経常収支とは <誰でも理解できる・分かりやすく解説>

 

経常収支とは

経常収支は国際的な収支を表す指標です。

とは言え、これだけではよく分かりません。ですのでまず単語を解体して理解をしていきましょう。

「経常(けいじょう)」とは一定の状態で続く事を言います。

「収支」とは収入(入るお金)と支出(出ていくお金)の事を言います。

つまり経常収支とは「一定の状態で続く収入と支出」を表している事になります。

何に対して収入と支出があるかと言えば「海外」と「国」の間の収支を言います。国が国際的に一定の状態で続いている収入と支出を経常収支と言う、と簡単にイメージしましょう。

一定の状態で続いているという事は例えば2016年1月1日から2016年12月31日までの1年間で続いた経常収支は2016年の経常収支として統計を出す事ができます。

「2016年の経常収支は+100億円」という事であれば2016年の間に海外に対して国が100億円の黒字(経常収支の項目にて)があったという事が分かります。このようにして国の国際的な収支を計る事で国がどのような状態にあるのかを理解する事ができるのです。

経常収支の項目

経常収支には4つの項目があります。

・貿易収支

・サービス収支

・所得収支

スポンサー

・経常移転収支

の4つです。これらを簡単に説明していきます。

 

・貿易収支・・・輸入と輸出の差額

例:輸入額150億円、輸出額200億円だった。つまり50億円の黒字。

・サービス収支・・・サービスや商品提供の差額

例:外国人が日本でサービスを100億円分楽しみ、日本人が海外で120億円分サービスを楽しんだ。つまり20億円の赤字。

・所得収支・・・海外投資などの差額。

例:海外投資している日本企業などへ海外から利子として30億円支払われ、日本へ投資している海外企業などへ40億円支払った。つまり10億円の赤字。

・経常移転収支・・・海外援助支出など。

例:外国へ日本が支援の為に15億円送金した。つまり15億円の赤字。

 

このように4つの項目の合計で経常収支を求める事が多いです。経常収支の分け方によっては上記以外の分け方もあります。

また経常収支が黒字だから景気が良くなる、赤字だから日本はダメだ、と一概に言えるものではありません。あくまで国の状態などを示す一つの指標です。このような言葉の意味を理解していると今後本やニュースなどで「経常収支が・・・」といった言葉を聞いた時にその文脈を捉えるのが容易になるでしょう。

コメントを残す