お金2.0とは <FinTech時代のお金との付き合い方>

 

仮想通貨や金融アプリなどが普及するにつれて経済や金融に関心が高まり、「お金2.0」という書籍が話題を呼びました。ここではお金2.0の内容に触れながらこれからの経済について解説をしていきます。

 

お金2.0とは

「お金2.0」とは株式会社メタップスの代表取締役である佐藤航陽氏が著した書籍です。

2017年11月30日に発売が開始され、2018年5月の段階で発行部数が20万部を超える大ヒットの書籍です。仮想通貨やFintechの台頭など、ここ数年で私たちとお金の関係は大きく変わりました。本書では、これらのテクノロジーの発展により、社会や人々とお金がどのような関係で成り立っていて、これからどのようになっていくのかについて解説しています。

 

テクノロジーの進化と未来

かつて、お金とは「価値」という漠然としたものをうまくやり取りするための道具に過ぎなかったと言います。そして、お金の価値には保存・尺度・交換の役割がありました。

これまで、お金に限らず、既存の経済や社会は、中央集権的に管理されていました。しかし、スマートフォンやブロックチェーンなどのテクノロジーの進化は、人々や物をオンライン上に常時接続させることを可能にします。

そうすると中央に管理する存在がいなくても、社会や経済は全体としてバラバラに分散したネットワーク型社会に変わっていくと本書では述べています。

 

資本主義から価値主義へ

佐藤氏はテクノロジーの発展によりお金にはなりにくい「価値」の存在が台頭してくると考えています。

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お金のように可視化された「資本」ではなく、お金などの資本に変換される前の「価値」を中心とした世界に変わっていくと佐藤氏は予測しています。この流れを「価値主義」と呼んでいます。そして価値主義では価値を最大化することで、その価値をいつでもお金やお金以外のものと交換することができるようになると指摘しています。

 

価値主義における価値は3つに分類されます。

①有用性としての価値

②内面的な価値

③社会的な価値

です。価値主義の世界では、お金には変えにくいけど価値がある、と思われるものを重視します。そして、そのような価値には物質的なものがないため、テクノロジーの活用が不可欠です。

 

お金から解放される生き方

1980年代以降に生まれた世代を「ミレニアル世代」といいます。

社会が比較的裕福になってから生まれた世代で、お金や出世などにモチベーションを感じにくい世代です。価値主義の世界では、これまでのようなお金や出世のために働いたり就職したりするのではなく、「価値」を上げるために働く社会が訪れると佐藤氏は指摘しています。

これまでのようにお金を稼ぐために仕事をするのではなく、自分にとって情熱を傾けられる活動を行う事で人生の意義を見つけていくことができる社会になっていくと佐藤氏は述べています。

 

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